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マクラーレン「こんな1日でも明るい兆しはある」/メキシコGP日曜

2015年11月2日

 2015年F1メキシコGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはリタイア、ジェンソン・バトンは14位だった。

■マクラーレン・ホンダ
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
 悲しいことに、今日のレースが始まる前から、フェルナンドが完走できない可能性が高いことは分かっていた。

 昨夜、彼のマシンのMGU-Hの中の回転センサーが不安定になった。そのため決勝で長くは走れないだろうことは分かっていた。それでも彼はどうしても走りたいと言った。根っからのレーサーであり、メキシコのファンにいいショーを見せたいという強い思いがあったからだ。

 我々は全面的に彼の希望を支持した。しかし残念ながらわずか1周でレースを終える結果になった。

 一方、ジェンソンは完走した。それ自体はポジティブだが、14位というのが残念だ。今週末申し上げてきたように、このサーキットは我々のパフォーマンス特性に合っていない。そのため入賞争いができる見通しはなかった。

 だが今日のような厳しい一日であっても、明るい兆しはあるものだ。ジェンソンは、周回遅れにされた後に、サーキットのツイスティな箇所では、その速いマシンについていくことができると報告していた。データもそれを裏付けている。つまり進歩しつつあるということだ。さらに向上するため、野心を持って固い決意で挑み続ける。100パーセント、ホンダも同じ決意だ。

 最後に、メキシコシティーでこの素晴らしいイベントを実現させたオーガナイザーの皆さんにお祝い申し上げたい。このサーキットは第一級としばしば称賛される、よくできた施設であり、安全性と見応えを考慮してさらに改善されている。そして今日、グランプリと呼ぶにふさわしいイベントが開催された。オートドローモ・エルマノス・ロドリゲスがF1カレンダーに加わったのは素晴らしいことだ。多数の熱狂的な地元ファンがグランドスタンドを埋め尽くした。この場を借りて、地元ファンの皆さんに申し上げたい。皆さんに感動も興奮も提供することができず、申し訳なく思う。来年は我々も戦いに加わる。この言葉を覚えておいてほしい。




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