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ベッテルがSCも味方にV。マクラーレンは入賞逃す

2015年9月20日

 2015年F1第13戦シンガポールGPは20日、市街地コースのマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで61周の決勝が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが今季3勝目を挙げた。

 前日の予選で、王者メルセデスが不可解な失速をみせ、ルイス・ハミルトンの連続ポール記録が途絶えた今週末のシンガポールGP。迎えた20時スタートのナイトレースは、今季初のポールポジションに就いたベッテルと、初日のロングランで力強いペースを披露した2番グリッドのダニエル・リカルドふたりの一騎打ちの様相となった。

 レースは、スタートでホールショットを奪ったベッテルがオープニングラップから2番手リカルドを引き離しにかかり、5周目時点で早くも5.4秒のリードを築くことに成功。まずは序盤の主導権を握る。
 一方でレースペースに自信を見せるレッドブルのリカルドもそこから5秒差をキープしたまま周回を重ねると、10周目を前に早くもトップ2台のペースが逆転、今度はリカルドが先行するフェラーリとの差を徐々に縮める展開へと変わった。

 だが直後の12周目に、1回目のタイヤ交換を終えたウイリアムズのフェリペ・マッサと、前の周にピットストップを済ませていたフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが合流地点の3コーナーで接触、その反動でヒュルケンベルグがウォールにクラッシュしてしまう。
 すると、レースはバーチャル・セーフティカーを挟んで通常のセーフティカーへと変わり、この間に先頭のベッテルを含む多くのマシンがピットイン。これからさらにフェラーリを追い詰めようとしていたリカルドも、ベッテルに合わせてピットインすることとなった。

 19周目にレースが再開すると、後続のリカルドと同じスーパーソフトタイヤを履くベッテルは序盤のハイペースから一転、ペースを抑えながら周回。対するリカルドはフェラーリの背後に迫るものの、後ろには3番手を走るもう一台のフェラーリ、ライコネンが2番手の座を伺っており、20周目以降は3台がお互いを牽制しながら2秒差の中で接近戦を繰り広げることとなった。

 26周目、4番手を走っていたハミルトンがマシントラブルでスローダウンすると、これとほぼ同じタイミングで先頭を走るベッテルがそれまでのペースからギアを切り替え、再びハイペースで周回。あっという間に2番手リカルドとの差を4秒以上に拡大し、序盤のリードを取り戻す。

 ベッテルは、マッサやハミルトンがリタイアで消えていくなか、レース中盤も2番手リカルドとの差を維持。37周目にはコース上に歩行者が現れるハプニングが起き、またもセーフティカーでリードを失うことになったが、41周目のレース再開後は完全にレースをコントロール下に置き、終盤は危なげない走りでトップを走行。最後までミスなく走りきったベッテルはそのままポール・トゥ・ウインで今季3勝目、通算ではあのアイルトン・セナの優勝回数を超える42勝目を挙げ、歴代優勝数でも単独3位に躍り出た。

 2位リカルドは序盤のセーフティカー出動で強みのロングランを活かせず、チームに今季初優勝を届けることは叶わず。それでも終盤は3番手ライコネンとの差を広げ、今季2度目の表彰台を手にした。
 終始精彩を欠いたメルセデスのニコ・ロズベルグは4位で12ポイントを獲得。ノーポイントに終わったタイトル争いのライバル、ハミルトンとの差を41ポイントまで縮めたものの、この日の優勝で総合ポイントを203に伸ばしたランキング3位のベッテルには、わずか8ポイント差まで迫られる結果となった。

 なお、中盤まで入賞圏内を走行していたマクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが33周目、ジェンソン・バトンは53周目に同じギヤボックストラブルでリタイア。また、序盤にマッサと絡んでセーフティカーの原因を作ったヒュルケンベルグには、次戦日本GPでの3グリッド降格のペナルティが下っている。




レース

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3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
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