F1第12戦イタリアGPの決勝は、6名のドライバーがグリッド降格ペナルティを受けることになっている。
まず、土曜日の予選でニコ・ヒュルケンベルグを妨害したと裁定された予選10番手のマーカス・エリクソンが3グリッドの降格で13番手からのスタートとなる。
次に、予選ノータイムに終わったトロロッソのマックス・フェルスタッペンは、初めて7基目のICE(エンジン)を投入することによる10グリッドと、5基目のTC(ターボチャージャー)とMGU-Kのそれぞれ5グリッド分を合わせた20グリッドの降格。さらにFIAの同意なしでパワーユニットのシールを取り外したとして10グリッドも追加され、最後尾の20番グリッドにつく。
また彼は、走行中にエンジンカウルが外れたことへのペナルティとして、レース中のドライブスルーペナルティも科せられている。
レッドブルのダニエル・リカルドは2度(6基目と7基目)のICE投入に、同じくTC、MGU-K、MGU-Hも2度(5基目と6基目)交換したため、50グリッドの降格。グリッドは19番手となる。
またチームメイトのダニール・クビアトも同じ2度(6基目と7基目)のICE投入とTCの交換、さらにギヤボックスのペナルティを合わせた35グリッドの降格で18番グリッドとなった。
予選13番手のカルロス・サインツJrは、2度(5基目と6基目)のICE投入と、TC、MGU-K、MGU-Hの交換を合わせ35グリッドの降格で17番グリッド。予選16番手と17番手につけたジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソのマクラーレン2台は、初めて9基目のICE(エンジン本体)を投入するアロンソが10グリッド降格ながら、予選ポジションよりひとつ上の16番手スタート。5グリッド降格のバトンもひとつ上の15番手スタートとなる。
なお、今回の6名が受けた降格ペナルティのグリッド数は、トータルで168になった。
F1イタリアGP 決勝スターティンググリッド
Pos | No | Driver | Team |
---|
1 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス |
2 | 7 | K.ライコネン | フェラーリ |
3 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ |
4 | 6 | N.ロズベルグ | メルセデス |
5 | 19 | F.マッサ | ウイリアムズ |
6 | 77 | V.ボッタス | ウイリアムズ |
7 | 11 | S.ペレス | Fインディア |
8 | 8 | R.グロージャン | ロータス |
9 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | Fインディア |
10 | 13 | P.マルドナド | ロータス |
11 | 12 | F.ナッセ | ザウバー |
12 | 9 | M.エリクソン | ザウバー |
13 | 28 | W.スティーブンス | マノー |
14 | 98 | R.メリ | マノー |
15 | 22 | J.バトン | マクラーレン |
16 | 14 | F.アロンソ | マクラーレン |
17 | 55 | C.サインツJr. | トロロッソ |
18 | 26 | D.クビアト | レッドブル |
19 | 3 | D.リカルド | レッドブル |
20 | 33 | M.フェルスタッペン | トロロッソ |