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スーティル「全ての国に入国可能」F1復帰の障害なし

2012年12月17日

Force India F1

 エイドリアン・スーティルが、来季F1カレンダーに自分が入国できない国はなく、F1復帰への障害はないと語った。スーティルは2011年に傷害事件を起こした関係で一部の国ではビザが発行されないのではないかと推測されていた。

 2011年4月の中国GPの決勝後、スーティルはルイス・ハミルトンと共にナイトクラブに行き、そこでロータスのオーナーであるジニー・キャピタルのCEOエリック・ルクスと会い、彼の首に割れたシャンペングラスで傷を負わせたといわれている。この件に関して今年1月に法廷審問が行われ、スーティルに執行猶予付きの刑と罰金の判決が下された。

 これにより一部の国でビザが下りない可能性があり、それがスーティルのF1復帰を妨げるのではないかともいわれてきたが、スーティルは今週、ビザの問題はないことは確認済みであると語った。
 スーティルは、フォース・インディアと来季契約に関して交渉を行っている。

 BBC Radio 5 LiveのF1記者を務めるF1ジャーナリスト、ジェイムズ・アレン氏は、スーティルがレース・オブ・チャンピオンズの会場でこの件についてBBCのインタビューに次のように答えたと、自身のブログに記している。
「すべての国をチェックしたが、僕が旅するのに全く問題はない」とスーティル。
「昨年冬の問題は解決済みだ。新たなスタートに向け、準備は整っている」

 フォース・インディアとの契約について聞かれたスーティルは「サインすることが重要だ」と答えた。
「彼らは僕自身についても、僕と働くやり方についても知っている。5年にわたってたくさんの経験を重ねてきたからね。僕に言えることはない。(チーム代表)ビジャイ(・マルヤ)の決断にかかっている。彼が適切な決断を下して僕がクルマに乗れるよう願っている」
「今はリラックスしている。やれることはすべてやった。あとは僕が乗るかどうかの決断を彼らが下す」

 フォース・インディアは、ポール・ディ・レスタを残留させることは間違いないとみられているが、チームメイトについては明らかになっていない。スーティルのほかに、ジュール・ビアンキ、ハイミ・アルグエルスアリ、ブルーノ・セナ、そして小林可夢偉も候補であると推測されている。




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