F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

アストンマーティンF1がニューウェイに破格のオファーを出したとの報道。2026年以降の開発と“王者の獲得”を見据える

2024年4月2日

 アストンマーティンF1は、レッドブル内部の問題を機に、チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイに破格のオファーを出したと報じられている。彼らの目標は、F1史上大きく成功したデザイナーを起用してアストンマーティンの2026年型マシンの設計と開発に最大限のインプットを行えるようにすることであり、またチームオーナーのローレンス・ストロールのリストにも入っているマックス・フェルスタッペンに向けて、チームをより魅力的なものにすることだ。


 フェルスタッペンは「レッドブルにとても感謝している。それは、彼らなしでは、僕のF1への道は今よりもはるかに複雑になっていただろうからだ」と主張している。しかし3度の世界チャンピオンである彼は、クリスチャン・ホーナー代表がチーム内で絶対的な権力を得ようとしていることや、彼のメンターであるモータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコが明らかに脇に追いやられていることに不満なのは明らかだ。

ヘルムート・マルコ(レッドブル モータースポーツコンサルタント)
2024年F1第2戦サウジアラビアGP ヘルムート・マルコ(レッドブル モータースポーツコンサルタント)


 マルコがレッドブルの組織から放出された場合、フェルスタッペンはチームを離れる準備があることをすでに明らかにしているため、レッドブル社の企業プロジェクトおよび投資担当CEOのオリバー・ミンツラフは、マルコに年末までのお墨付きを与えることでフェルスタッペンをなだめようとしている。しかし、マルコの将来が不安定な状況にあること、またレッドブルのパワーユニットが2026年初頭から競争力を発揮できない可能性を懸念しているフェルスタッペンと彼のマネジメント陣は、別の場所に目を向けている。最近では、アストンマーティンが彼の代理人にアプローチし、メルセデスへの移籍に代わる選択肢を提示していることが明らかになった。


 フェルスタッペンとメルセデスがパートナーとなるには、かなり多くの個人的関係が修復される必要がある。2021年の世界タイトルをフェルスタッペンが獲得した方法が、メルセデスの核心に深く突き刺さったため、厳しい言葉の応酬があった。問題はイギリスGPでのフェルスタッペンとハミルトンのクラッシュから始まり、それはイタリアGPでのクラッシュ後により激しさを増し、シーズン最終戦にはクライマックスに達した。

2021年F1第14戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が接触
2021年F1第14戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が接触


 アストンマーティンへの移籍は、これまでのあらゆるものを持ち込むことができるうえ、ホンダのPU(パワーユニット)を搭載したニューウェイ設計による真新しいマシンでレースができる可能性があることから、フェルスタッペンが見送るにはあまりにも魅力的だ。だからこそローレンス・ストロールは、温厚なニューウェイに対し、ハミルトンとフェルスタッペンを除くF1史上最高額の報酬を出すという破格のオファーを提示する用意があるようだ。それには彼にF1チームと自動車会社両方の株式を付与することも含まれている。


 アストンマーティンがレッドブルのスポンサーだった当時、ニューウェイがアストンマーティン・ヴァルキリーのブレーンだったことは覚えておく価値のあることだ。それに2026年仕様のF1シャシーの設計と開発を終えた後、将来の市販車プロジェクトに参加することは彼にとって非常に魅力的なことだ。


 政治と対立を嫌うニューウェイは、レッドブル内部で起こっていることにかなり不満を持っている可能性が高い。たとえ彼が常にホーナーと親しく、マルコの干渉にうんざりしていたとしても、彼はメーカー企業の株式付きの高額のオファーと、ホンダと仕事を続ける可能性を選ぶかもしれない。ホンダのPUがパッケージングにどれほど優れているか、そして冷却の要件がいかに少ないかが分かった彼にとっては、非常に好ましい状況だ。

アストンマーティン・ヴァルキリー
アストンマーティン・ヴァルキリー



(Grandprix.com)




レース

5/17(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
5/18(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
5/19(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP