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F1 2024年シーズンに注目すべき10のこと(10)正念場を迎える角田裕毅とリカルド。将来がかかった重要なシーズンに

2024年2月28日

 2024年F1に向け、GrandPrix.comの執筆陣が、来るシーズンに注目する10の項目をピックアップした。チームの運命、F1が抱える問題点、ドライバー市場など、多岐にわたるテーマを個別に紹介していく。


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 セルジオ・ペレスは、2025年にもF1に残るためには、レッドブル以外のチームを探す必要があると、おそらく気付いていることだろう。2024年シーズン前半に劇的な挽回を遂げないかぎり、チームが彼を今季末で外すことはほぼ間違いない。

2024年F1バーレーンテスト3日目 セルジオ・ペレス(レッドブル)


 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、ダニエル・リカルドをマックス・フェルスタッペンのチームメイトに戻すことを強く望んでおり、その問題に関して、ヘルムート・マルコとの内争すらためらわないほどだ。しかし2023年シーズン、アルファタウリ(現レーシング・ブルズ/RB)で、リカルドはチームメイトに圧勝したわけではない。実際には、角田裕毅のパフォーマンスがしばしば上回った。AT04がシーズンで最も高い競争力を発揮したメキシコで、角田はグリッドペナルティを受けなければならなかったが、予選でリカルドにトウ(スリップストリーム)を与えてサポートするという貢献も見せた。


 2024年にも角田が引き続き好調さを維持するなら、リカルドにとって厳しいシーズンになるだろう。リアム・ローソンは、すでに2025年のレーシング・ブルズのレースシートを確約されているといわれる。つまり、角田とリカルドのうちどちらかはチームを離れなければならない。望ましいのはレッドブル・レーシングへの昇格だが、ペレスが今年大活躍をして残留したり、チームが外部からペレスの後任ドライバーを連れてくるなどして空きシートがなく、レッドブルグループのシートを失う可能性もある。つまり、2024年はふたりにとって、来年のシートがかかった重要なシーズンになるわけだ。

2024年F1バーレーンテスト 角田裕毅とダニエル・リカルド(レーシング・ブルズ)


 そういう状況ではチームメイト同士が行きすぎた戦いをしてチームにマイナスの影響をおよぼすケースが多々あるため、チームの新首脳陣であるピーター・バイエルCEOとローレン・メキース代表は、そういう事態を防ぐ必要がある。

2024年F1バーレーンテスト3日目 角田裕毅(レーシング・ブルズ)



(GrandPrix.com)




レース

5/17(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
5/18(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
5/19(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
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