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【2024年F1新車情報:マクラーレン】昨年型から大きな変更点のないMCL38。話題になったフロア側面は2分割

2024年2月24日

 バーレーン・インターナショナル・サーキットで2024年シーズンのF1プレシーズンテストが始まった。1月下旬より各チームによる新車発表が行われたが、カラーリングの公開のみにとどまったチームもあり、このテストでようやく全チームの新型マシンの実車を目にすることになる。今回は、マクラーレン・フォーミュラ1チームの2024年型マシン『MCL38』を特集する。


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マクラーレンF1の2024年型マシン『MCL38』

 2023年の後半戦に急激に競争力をつけてきたマクラーレン。その分、2024年の新車の開発が滞ったのか、プレシーズンテストの段階では、空力的には細部を改良してきた程度で、昨年からの大きな違いを見ることはできなかった。
MCL38のフロントウイング


 フロントウイングの一番下のメインフラップの中央の形がスプーン型に変更された。また翼端板に装着されているフィンが、昨年は『S』字状だったのに対して、今年はほぼ直線になっているのがわかる。

マクラーレンF1の2024年型マシン『MCL38』


 マクラーレンの最大の特徴は、サイドポンツーンの入口の前に、サイドインパクトに対するクラッシャブルストラクチャーを利用した空力パーツを配置したことだ。これは2017年のフェラーリSF70Hが先鞭をつけたアイデアで、その後多くのチームが2021年まで採用した。

MCL38のフロア


 新車発表時に公開した写真では一部加工されていたことで話題となったフロアの側面の形状がテストで明らかとなった。写真ではわかりづらいが、フロアの側面は2分割となっており、金属製の空力パーツで繋げられている。

サイドポンツーンがコンパクトになり、冷却システムを効率化


 サイドポンツーンがコンパクトなった分、冷却システムには、より効率性が求められるようになっている。全体的にコンサバな印象だが、これは昨年の後半にさまざまなアップデートを行ったため。昨年の後半にしっかりとパフォーマンスが上がったことを確認している以上、今年のマシンを大きく変える必要はなかった。今年もシーズン中のアップデートに期待したい。



(Masahiro Owari)




レース

5/17(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
5/18(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
5/19(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
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