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【気になる一言】メルセデスF1代表「今日はベストなマシンではなかった」ミスなく走り切ったハミルトンに賛辞
2020年11月17日
普段は自ら表彰台に上がらず、ほかのスタッフを送り込むメルセデスのトト・ウォルフ代表が、この日は珍しく表彰台に上がった。もちろん、それはこの日の優勝でルイス・ハミルトン(メルセデス)が今シーズンのチャンピオンを確定させ、ミハエル・シューマッハーに並ぶ史上最多となる7度目のタイトルを獲得するという特別な表彰台となったからだろう。
「ドライバーズ選手権のタイトル数において、彼はマイケル(ミハエル・シューマッハー)に並んだ。それだけでなく、彼はポールポジションとレースの勝利数においても絶対的な記録保持者なんだ」
それを可能にしたのは、もちろんメルセデスという強いチームと速いマシンがあったことが大きな要素だが、ウォルフは「それだけではない」と言い切った。
「今日の我々は、このコンディションで必ずしもベストマシンではなかった。にもかかわらず、滑りやすいコンディションで多くのドライバーが足をすくわれるなか、ルイスはまったくミスを犯さなかった。それこそが、ルイスが勝ち続けている理由だ」
この日のレースでハミルトンはミスを犯さなかっただけでなく、だれも真似することができない能力を披露した。それはタイヤマネージメント能力だ。ハミルトンは8周目にピットインしてウエットタイヤから中古のインターミディエイトタイヤに交換したが、そのタイヤでチェッカーフラッグまで走り切ってしまった。
「ライバルたちの多くが、交換した直後にプッシュしてタイヤにグレイニングを作って苦しみ、再びピットインして、新しいインターミディエイトに交換していた。ランスしかり、マックスしかりだ。もちろん、それが間違いだったというつもりはない。速く走れれば、そうしていただろう」
「でも我々は今週末、競争力がなかったから、コースにとどまるという選択を取らざるを得なかった。しかも、ルイスのラップタイムはほとんど落ちなかったので、我々は彼をピットインさせる理由がなかった。そして、それは正しい選択だったと言える」
これまでもハミルトンは卓越したタイヤマネージメント能力を発揮して、チームとともに難局を乗り越えてきた経験がある。したがって、チームはハミルトンのタイヤマネージメントには一寸の疑いも持っていなかった。唯一の不安は雨だった。
「インターミディエイトタイヤはレース終盤には完全に磨耗していた。それでも、その状態で走り切れるとは思っていたが、問題はレースの最終盤で再び雨が降るかもしれないという予報だった。もし雨が降れば、溝がないルイスのタイヤはスリックタイヤと同じ状況だったので、それが心配だった」
しかし、雨は降らず、ハミルトンはスリック状態になったインターミディエイトで走り切ることができた。
史上最多の7度目のタイトルを確定したこの日の勝利をウォルフは、次のように讃えた。
「自分にとって有利に運ばない状況でも、その逆境に打ち勝って、最終的にレースを自分のものにしていくという、ルイスの得意としている典型的な勝利だった。それが彼が特別な存在にしている理由だと思う。ルイス、7冠達成、おめでとう」
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |