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レッドブルF1代表、2021年のレース日程は許容範囲の限界だと主張「全スタッフにとって試練」
2020年11月17日
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2021年シーズンは世界中で史上最多の23戦が組まれているため、チームは危機に追いやられるだろうと語っている。
F1は先日、2021年シーズンの暫定スケジュールを発表した。シーズンは3月21日にオーストラリアのメルボルンで開幕し、12月5日にアブダビで閉幕する予定になっている。
シーズン全体が23戦に拡大しているのに加えて、チームは2回のトリプルヘッダーに耐えなければならない。ベルギー、オランダ、イタリアの3カ所が連続しているほか、ロシア、シンガポール、日本も3週間のうちに開催されるのだ。
2020年シーズンは新型コロナウイルスのパンデミックによる混乱のせいで、慌ただしいペースで開催された。17戦を5カ月の期間に詰め込む必要があったのだ。
しかしホーナーは、2021年にチームのスタッフは完全に限界まで働かされることになると語っている。
「来年のカレンダーには23戦という多くのレースが含まれている。F1レースの需要が高まっているのが見て取れる」とホーナーは述べた。
「だが今シーズンのレースに目を向けて見れば、7月からシーズンの終わりまでに17戦が行われる。非常に過密だ。そのため、シーズン全体で23戦というのは、今年我々がこれほどの短期間でやっていることに比べたら、はるかに簡単に見えるだろう」
「しかしこのレース数は多く、厳しいものになるだろう。確かに、テストの日数は減るので、わずかに少なくはなるだろう。しかしそれでもすべてのチームスタッフにとっては試練となる」
「ドライバーたちはチームより少し後に会場入りするからそれほどでもないが、他のスタッフにとっては大きな負担だ」
「素晴らしいレースが計画されてはいるが、スタッフの許容範囲の点ではもちろん限界だ」
■「23戦を開催するなら、トリプルヘッダーのマイナス面も受け入れなければ」
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、来年の2回のトリプルヘッダーに対処することにまったく満足していない。しかしシュタイナーは、過酷なスケジュールはカレンダーの拡大による必然的な結果だと語った。
「23戦をやるとしたら、トリプルヘッダーは必要なのだろう。8月に数週間のオフをとりたければね」とシュタイナーは語った。
「そうしたければ、トリプルヘッダー開催のマイナス面も受け入れなければならない」
「我々がやらなければならないのは、レースのない時にスタッフを休ませることだ。一部のチームの人々はすでにそうしている。レースチームはファクトリーに行かないのだ」
「そのようなことを我々も考え始めなければならない。ファクトリーに向かうスタッフをどれだけ少なくできるかということだ。なぜなら彼らは実際にはファクトリーでは仕事がほとんどない。マシンは前の会場から次の会場に飛んで行ってしまうのだからね」
「そういうわけで我々はスタッフを少し入れ替えることになる。彼らはより短い時間に集中して仕事をするようになるかもしれない。そして集中して休む。そのようなことになるかもしれない」
「すべての答えを持ち合わせているわけではないが、我々は答えを見つける必要があるし、見つける方法もある。だが23戦を開催したいというのなら、トリプルヘッダーをする必要があるのだ。そうしなければおそらくスケジュールを組めないだろう」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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