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【気になる一言】注目集まるレッドブルのシート争い。決断を急がずも「今後2、3週間で結論を出す」と代表
2020年10月27日
2020年F1第12戦ポルトガルGPの決勝レースでは、ソフトタイヤでスタートするという作戦が失敗に終わり、ミディアムタイヤでスタートしたメルセデスに対抗できず、マックス・フェルスタッペンの3位が最高位に終わったレッドブル・ホンダ。
レース後、レッドブルが開いた記者会見で、メディアからタイヤ戦略について尋ねられたクリスチャン・ホーナー代表は、結果的には功を奏さなかったが、「それは“20/20 hindsight(ハインサイト)”だ」と語った。「hindsight」とは「後知恵」のことで、「20/20」は視力の「左が2.0で右も2.0」という最高の視力を表す。つまり、「終わってから物事を見れば、良く見える」という意味だ。
この会見では、タイヤ戦略に関する質問はじつはほとんどなかった。それよりも多かったのが、2021年のマックス・フェルスタッペンのチームメイトが誰になるかということだった。
ホーナーは金曜日に「(アレクサンダー)アルボンはチームスタッフからの人気はあるが、メルセデスと戦うためにはもう少しマックスに近づくパフォーマンスを見せる必要がある」と語っていた。
しかし、ポルトガルGPの予選では3番手のフェルスタッペンから約コンマ5秒遅れの6番手、レースではフェルスタッペンが表彰台をキープしたのに対して、ポイント圏外に終わってしまった。ホーナーはこう言う。
「まずは、なぜアレックスが厳しいレースとなってしまったのかを分析する必要がある。特に彼の左リヤタイヤがなぜあんなに摩耗してしまったのかだ。ほとんどベルトが見えるまで、摩耗していたのだから」
そして、こう続けた。
「いずれにしても、次の1週間で逆境を跳ね返す必要がある」
なぜなら、もうすぐレッドブルは2021年にフェルスタッペンのチームメートが誰になるかを決定しなければならないからだ。
アルボンにとって、最大のライバルになるのは今シーズン限りでレーシングポイントを離れるセルジオ・ペレスと、今シーズン代役として活躍しているニコ・ヒュルケンベルグだ。
「彼らにとって、レッドブルが第一候補であることは間違いないから、慌てる必要はないが、もう今シーズンはあと数戦しか残っていないから、我々は来年のシートについて検討する時期に来ている。おそらく、今後2、3週間で結論を出すことになるだろう」
第14戦トルコGPが3週間後だから、アルボンにとって残されたチャンスは事実上、今週末の第13戦エミリア・ロマーニャGPということになる。しかし、たとえエミリア・ロマーニャGPで成績が奮わず、レッドブルが2021年のシートをアルボンに与えることにならなかったとしても、シーズン途中で交代させる予定はないという。
「我々は今シーズン、アレックスと最後までレースすることにコミットしている。チームのだれもが彼に来年のシートをつかんでほしいと願っている」
「確かに2年目でマックスのチームメートを務めるのは簡単なことじゃない。でも、アレックスは一度は逆境を跳ね返した。だから、それを次のイモラでもう一度見せてほしい」
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |