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アルファタウリ・ホンダF1コラム:めったに訪れない幸運を、自ら呼び込んで初優勝を飾ったガスリー
2020年9月10日
2020年F1第8戦イタリアGPでは、10番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーが逆転でF1初優勝を飾った。チームメイトのダニール・クビアトも9位入賞を果たし、アルファタウリ・ホンダはダブル入賞でレースを終えた。
さて今回も、クビアトとガスリーのふたり、そしてチームのパフォーマンスを10点満点で私的に採点していこう。イタリアGPでの評価は、以下の通りだ。
【ドライバー】
ピエール・ガスリー 予選10番手/決勝 優勝
→10/10点満点
ダニール・クビアト 予選11番手/決勝9位
→7/10点満点
【チーム】
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
→8/10点満点
前戦ベルギーGPでのガスリーの鬼気迫るオーバーテイクに、僕は10点中9点をつけた。あの物凄い走りには賞賛しかなかったが、同時にこれ以上高い得点をつける機会はさすがにないだろうと思っていた。ところがその1週間後に、ガスリーは勝ってしまった。
確かに、多くの幸運に恵まれた勝利だった。ベルギーでは同じセーフティカー(SC)が、ガスリーにとっては最悪のタイミングで導入された。それを跳ね返して、8位入賞を果たした。そして今回のガスリーは、めったに訪れない幸運を見事にものにした。ガスリー自身が、幸運を呼び込んだと言ってもいいだろう。
対照的なのが、自ら勝ちを逃したランス・ストロール(レーシングポイント)だった。赤旗中断後の再スタートで、ストロールは2番グリッド。ルイス・ハミルトン(ルイス・ハミルトン)がペナルティで後退するのが決まっていたので、実質首位だった。
さらに言えばSC導入の際にステイアウトし、そのうえ赤旗中断中にニュータイヤに交換できたことで、ライバルたちよりピットインを1回得するという幸運にも恵まれていた。ところがスタートで大きく出遅れ、ガスリーだけでなくアルファロメオの2台にも先行されてしまう。
だがアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)はペナルティが決まっており、ライコネンも抜けない相手ではない。焦る必要など、まったくなかったのだ。しかしストロールはジョビナッツィを無理やり抜こうとして、第2シケインのブレーキングでコースオフ。タイヤをダメにして、勝利の可能性をふいにした。
逆にガスリー目線で見れば、あの再スタートでストロールを抜いていなければ、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)と2、3位争いとなり、その間にストロールが逃げ切る展開となっただろう。おそらく優勝は難しかったはず。めったに訪れない幸運をガスリーが見事にものにしたとは、そういうことだ。
一方のクビアトの9位は、やや不満の残る結果と言えた。レース序盤のペースはすぐ前を走るガスリーに優り、ハードタイヤ装着の賭けは十分成功したように見えた。しかし今回のSC導入は、クビアトにとっては最悪のタイミングだった。その後はDRSトレインのなかで我慢の周回を強いられたのは、前戦ベルギーと同じだ。
ただし1セット残っていたソフトタイヤの新品を履いていたら、状況は変わっていたかもしれない。先行するエステバン・オコン(ルノー)は他の選択肢がなく中古ソフトを履き、終盤はタイヤ劣化にかなり苦しんだ。もしクビアトが新品ソフトを履いていれば、オコンを抜いて8位入賞も可能だっただろう。
(柴田久仁夫)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

