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【気になる一言】トルコ・イスタンブールでのF1開催の噂にメルセデス代表が言及「ターン8は素晴らしいコーナーだ」

2020年8月16日

 F1スペインGP予選後の上位3人の会見で、フロントロウを独占したメルセデスのドライバーふたりが、日曜日の決勝レースは厳しいものになると予想した。その会見の後にメルセデスが開いたトト・ウォルフ代表の囲み会見では、ウォルフも同じような見解を示した。


「サーキット自体が非常に異なっているので、シルバーストンで起きたようなブリスターは今回のレースでは起きないと思う。ただ、気温と路面温度が高いという点では、シルバーストンと同じ状況が続いている」


 路面温度が高いとタイヤがオーバーヒート気味になる。そうなるとタイヤはグリップ力を失い、ラップタイムが落ちる。金曜日のフリー走行で行われたロングランでメルセデスは苦労した。そして、ライバルであるレッドブル・ホンダはこのロングランが安定していた。


「先週のタイヤトラブルを受けて、我々もさまざまな改善を行ってきたが、レッドブル・ホンダが金曜日のロングランでもっとも安定していたことは間違いない。特にマックス(フェルスタッペン)のペースは目を見張るものがあった」


 それならば、なぜメルセデスは予選Q2で1ランク硬いコンパウンドであるミディアムを履いて、それをスタート時のタイヤにしなかったのか。


「最終的に誰も履かなかったじゃないか。今回はソフトがスタート時に履くベストタイヤだった。そもそもトップ10に入らなければ、ミディアムのアドバンテージは得られないということを忘れてはならない」


 ピレリによれば、ソフトとミディアムのタイム差は0.7秒となっている。カタロニア・サーキットは1周が4.655kmと短く、ラップタイムが接近しやすい。Q2でトップだったルイス・ハミルトン(メルセデス)のタイムは1分16秒013で、2番手のチームメイト、バルテリ・ボッタスは1分16秒152だった。Q2はトップから約1秒以内に8人のドライバーがひしめき合う大混戦で、0.7秒遅いミディアムを履けばメルセデスといえども、Q2落ちするリスクがあった。

2020年F1第6戦スペインGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2020年F1第6戦スペインGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)


 この囲み会見では、2020年の11月にトルコ・イスタンブールでF1を開催することについての質問もあがった。というのも、海外のメディアが2011年以来9年ぶりに、トルコGPがイスタンブール・パーク・サーキットで開催する可能性があると報じているからだ。


 現時点で今年の日程は、13戦目のエミリア・ロマーニャGP(イタリア・イモラ)まで決定している。これにバーレーン、アブダビという中東での2戦以上のイベントを加えてシーズンが終了すると思われていた。


 しかし、新型コロナウイルスの感染が再び拡大しているため、エミリア・ロマーニャGP後もヨーロッパ内にとどまり、何レースか開催してシーズンを完結させる方向で調整が進められていると伝えられている。それが単なる噂でないことは、ウォルフのコメントからもうかがえる。


「イスタンブールのターン8は素晴らしいコーナーだ。いずれにしても、もしコマーシャルライツホルダー(FOM:フォーミュラワン・マネジメント)がそこへ行くという決断を下せば、われわれはそれを歓迎する」


 噂では、中東での2戦が中止になる代わりに、イスタンブールとともにスペイン・ヘレスも候補に挙がっていると言われている。

2011年F1第4戦トルコGP レーススタートの様子
2011年F1第4戦トルコGP レーススタートの様子

2011年F1第4戦トルコGP セバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)
2011年F1第4戦トルコGP セバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)



(Masahiro Owari)




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