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F1マイアミGPへの反対続く。利益見積りは約463億円も「経済効果をもたらすことはない」と一蹴

2019年12月26日

 F1マイアミGPの開催について、現在も反対が続いている。グランプリの開催に反対派の人々は2020年の2月にF1開催に反対する抗議活動を行うと予定だという。


『The Unrepresented Peoples Positive Action Council(UP-PAC)』という団体が、マイアミ・ドルフィンズの拠点であるハードロック・スタジアム周辺でのレース開催に反対している。グループを代表する元郡政委員のベティ・T・ファーガソンは、『Miami Times』に次のように述べた。


「私たちは、私たちのコミュニティが戦うべきではないことについて伝えてくるような人たちを許容することを望んでいません。ダウンタウン地区の市民が入り込んでくる何かを止めることができるのなら、私たちにもそれが可能なのだとコミュニティに知らせるべきです」


 レース賛成派は経済的利益があると言い広めているが、UP-PACはそうした売り込みを受け入れていない。環境面における懸念があり、レース賛成派たちの言っていることは誇張されているというのだ。


 レース反対派は、F1の騒音レベルが労働安全衛生局が定めた安全基準を20デシベル超えていると主張している。ファーガソンは、F1賛成派の人々は、地元住民に経済的恩恵があるだろうと考えていると語った。


「賛成派の人々は、彼らが何を放棄しているのかを忘れていると思います」


 賛成派によると、もし2021年5月にF1開催された場合、4億2300万ドル(約463億2800万円)の経済効果が生み出されると言う。ファーガソンの弁護士は、カナダGPとオーストラリアGPの収益の数字を使い、ドルフィンズとF1賛成派による見積額は、現実的な数字よりも3億2400万ドル(約354億8600万円)多くなっていると記した。


「彼らはシステムがどのような仕組みになっているのか、まったく無知なのです。このコミュニティに経済効果をもたらすことはないでしょう」


 次回のUP-PACの抗議行動は、スーパーボウルが行われる2020年2月2日の午後2時に始まる。2020年のスーパーボウルは、まさにF1レース開催が提案されている、マイアミ・ドルフィンズのハードロック・スタジアムで開催される。



(grandprix.com)




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