最新記事
- レッドブルF1のエイドリアン・ニューウェイに...
- 【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第3回】...
- レッドブルF1は2025年も現在のコンビを継続か...
- 初の中国GPに臨む角田裕毅。手強い週末を予想...
- 海外ライターF1コラム:24戦の理不尽なカレン...
- ハミルトンの後任候補アントネッリがメルセデ...
- 「中国GPは厳しい週末になる」とマクラーレン...
- 現状打破を急ぐアルピーヌ、中国GPでふたたび...
- “ネットゼロ”を目指すF1が持続可能性への取り...
- メルセデスF1、2023年度の収益は増加するも利...
- 松田次生のF1目線:タイヤのピークを使えてい...
- 2024年F1第5戦中国GP TV放送&タイムスケジ...
【メルセデス前半戦評価】速さに加え信頼性も確保。円熟期を迎えたハミルトンのF1タイトル防衛に死角なし
2019年8月22日
2019年シーズン前半戦を終え圧倒的に優位な状態でタイトル争いを進めているメルセデス。しかし、フェラーリはあと一歩のところで2度の優勝を逃し、レッドブル・ホンダに関しても2勝を挙げており、後半戦も目が離せない戦いになるだろう。今回はトップ3チームにトロロッソを加えた全4チームの前半戦を採点。第1回目はメルセデスだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■前半戦採点
・メルセデス:90点
・ルイス・ハミルトン:90点
・バルテリ・ボッタス:85点
メルセデスは今年の最強チームである。しかし、12戦10勝という成績は、彼らの実力以上の結果と言っていいだろう。第2戦バーレーンGPと第7戦カナダGPはフェラーリ、第6戦モナコGPはレッドブル・ホンダが勝っていてもおかしくなかったからだ。
メルセデスW10はこれまで同様、決して運転しやすいマシンではない。さらにパワーユニット(PU/エンジン)の性能は、明らかにフェラーリに劣る。
しかし全10チーム中で、メカニカルトラブルもほとんどなく、パッケージとしての信頼性はダントツの首位である。
そこにチームの臨機応変かつミスの少ない対応力と、現役最高のドライバー、ルイス・ハミルトンが加わることで、フェラーリが1999〜2004年に成し遂げた6年連続タイトル獲得の記録に、今年並ぼうとしている。
確かに今季のハミルトンは、運やライバルの自滅に救われたレースがいくつもあった。しかしそれだけでは決して、12戦8勝、2位2回、全レースポイント獲得の成績は残せなかったはずである。円熟期を迎えた今のハミルトンに死角はない。
一方のボッタスは、開幕序盤の勢いを明らかに失っている。開幕戦オーストラリアGPと第4戦アゼルバイジャンGPを制し、予選では第3戦中国GPから3戦連続、さらにハミルトンの地元第10戦イギリスGPでもポール獲得と、完全にチームメイトを蹴散らしていた。
しかし、前半12戦が終わってみれば、予選は5勝7敗、レースも序盤の2勝のみに留まり、選手権2位の座も風前の灯である。今や初タイトル獲得の夢が潰えたどころか、来季のシートさえ危うくなっている。
(翻訳・まとめ Kunio Shibata)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 77 |
2位 | セルジオ・ペレス | 64 |
3位 | シャルル・ルクレール | 59 |
4位 | カルロス・サインツ | 55 |
5位 | ランド・ノリス | 37 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 32 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 24 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 24 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 141 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 120 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 69 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 34 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 33 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |