F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【津川哲夫の2019私的新車チェック:ルノー】インテーク開口部など冷却容積拡大に見えるパワーユニット性能&信頼性向上の狙い

2019年2月13日

 イギリスのファクトリー、エンストンから送り出されたルノーR.S.19。今年もまた、昨年からの基本コンセプトが継承されている。


 ルノーの開発ポリシーは革新を取らずに通常開発の継続のため、R.S.19はR.S.18のスムースな発展型となった。サスペンションアームを含む外装の全体像はR.S.18のまま。規則で低められたが、モノコックから抱え込むように輪を造るバージボードはルノーの個性として継承されている。


 新レギュレーションに対処してフロントウイングはシンプルな形状で、空気流を車体中心側に引き込む努力がフラップの曲率に現れている。


 また、サイドポッドのインテークは開口部形状を大型に変更、インタークーラー等の冷却系の容積の拡大によって、新パワーユニット(PU)/エンジンのパフォーマンスの向上が考えられる。


 エントリーダクト下部のアンダーカットは深くなり、ポッドサイドも形状は旧型に似るが、低く薄くが徹底され、新大型リヤウイングへの空気流確保に努力が感じられる。新規則のエアロで両サイドへの掃き出しが難しくなり、空気流の処理にフロア上面の役割が昨年以上に増した結果だろう。


 元々レーキ(前傾)角は大きなルノーだったが、R.S.19ではそれが強調されている。サイドポッドがコンパクトになったことで、新PUへのラム圧確保、MGU-H、MGU-K 等ERS(エナジー回生装置)関係の冷却での信頼性向上などを狙っているのだろう。その結果として、インダクションポッドのダクト体積が増し、より多くの空気流の導入が狙われ、センタークーリングへの比重が増したようだ。


 R.S.19は緩やかだが地道な進化を狙ったもので変化は少ないが、昨年同様トップ4の維持とレッドブル追討がR.S.19に課せられた責務だが……果たして。



(Tetsuo Tsugawa)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/21(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP