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ホンダF1、2チームへのパワーユニット供給で体制を変更。レッドブル&トロロッソへの対応は完全に平等に
2019年2月12日
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治氏は、トロロッソの2019年型マシンSTR14の発表に際し、2019年にスタートするレッドブルとトロロッソへの2チームへのパワーユニット(PU/エンジン)の供給に伴う体制変更などについて説明した。
2018年にトロロッソと契約したホンダは、2019年には姉妹チームのレッドブル・レーシングへの供給もスタートする。強豪レッドブルとの提携に向け、パワーユニットのどのエリアを特に強化したかと聞かれた田辺テクニカルディレクターは、「ICE、ERS、エナジーストアといったパワーユニットのすべてのエリアに取り組んできました」と答えた。
「今年用のパワーユニットの作業を始めた具体的な日付というものはありません。パワーユニットに関する規定には、1レースあたり1台5kg多く燃料を使えること以外、実質的な変更はなかったため、開発作業は前年に行ってきたことの継続だったわけです。冬の間はレースがないので、日本とミルトン・キーンズでの作業は新しいシーズンに向けた準備ということになります。それに加えて、トロロッソの姉妹チームであるレッドブル・レーシングへの供給の準備にも取り組む必要がありました。レッドブル・テクノロジー・グループとともに働くことで、プロセスの合理化を図ることができました。多くのエリアで2台のマシンに関する作業に同時に対処することができるのです」
■田辺TDは2チーム供給のホンダF1プロジェクト全体を監督
2チームに供給することになり、ホンダはスタッフの人数をどの程度増やすのかという問いに対し、田辺テクニカルディレクターは、「サーキットの現場で働くホンダのエンジニアの人数は、2チームになることでほぼ2倍になります」と答えた。
「私はF1プロジェクト全体を担当し、2チームとの作業を監督します。各チームにはそれぞれホンダのチーフエンジニアがつきます。レースウイークエンドとテスト中は、日本のさくらと英国ミルトン・キーンズ両方のミッションコントロールルームでスタッフが作業します。2チームとの作業に対応するため、機能を強化しました」
レッドブルとトロロッソには同じ仕様のパワーユニットを供給し、完全に平等な対応を行うと、田辺テクニカルディレクターは述べている。
「もちろん、レギュレーションで、マニュファクチャラーは全チームに平等な供給を行わなければならないと定められています。それが最も合理的なやり方であり、ホンダはそれが最善であると考えています。我々は、2チームに同じ技術的ハードウェアを供給するだけでなく、オペレーションを管理するためのリソースや開発面においても、2チームを平等に扱います。それによって手順がシンプルになります。2チームは同じグループに属しており、私たちはレッドブル・テクノロジーと働くことになるからです」
■「2018年に着実に進歩したことが、2019年への自信につながっている」と田辺氏
2018年のトロロッソとのパートナーシップがうまくいったことで、2019年に向けて自信を感じることができると田辺テクニカルディレクターは述べている。
「ホンダは2018年のトロロッソとのパートナーシップの状況に満足しています。初めて他の人々と働き始めるときには、両方のグループが相手の働き方に適応するのにある程度時間がかかります。ですが、トロロッソについては、あっという間にいいやり方を見つけることができました。互いを信頼し、尊重する気持ちが根底にある関係で、それが今も変わることなく続いています」
「コース上のパフォーマンスについていうと、ピエール・ガスリーが4位でフィニッシュしたバーレーンや、ホームレースの鈴鹿での予選結果(ブレンドン・ハートレーが6位、ガスリーが7位)といったハイライトがいくつかありましたが、全体的に我々のパフォーマンスと信頼性にはいくつか弱点がありました。それでもホンダは単純にリザルトで示されている以上の進歩を果たしたと考えています。一年を通して前進してきましたし、それが2019年シーズンに向けて励みになります」
2019年の目標は、レッドブルとトロロッソの両方が2018年よりも良いリザルトを成し遂げることであると、田辺テクニカルディレクターは言う。
「簡潔に言えば、我々の目標は、両チームともが2018年よりも良いリザルトを達成することです」
「トロロッソとのパートナーシップについては、コンストラクターズ選手権で順位を上げ、より多くのポイントを獲得し、より高い信頼性のもとに走行し、2018年のバーレーンのリザルトを再現するか、あるいはそれを上回る結果を出すことが目標ということになります」
「ただし、今の段階では予想はできません。どのスポーツもそうですが、F1ではリザルトはライバルたちのパフォーマンスに左右されるからです」
(autosport web)
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3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |