ベッテル、ミック・シューマッハーへの過度な期待を懸念「プレッシャーを与えすぎないようにすべき」
2019年1月22日
セバスチャン・ベッテルは、ミハエル・シューマッハーの息子であるミック・シューマッハーに対してプレッシャーをかけるべきではなく、「モータースポーツ界は、フェラーリの支援を受ける彼に“やりたいようにさせるべき”だ」と話した。
ベッテルは、土曜日にメキシコシティで行われたレース・オブ・チャンピオンズ(ROC)のネイションズカップで19歳のミックとコンビを組み、準優勝という結果に終わった。だがベッテルはミックの才能の一端を目の当たりにし、日曜日に行われた個人戦では、その彼に追い抜かれて敗北を喫した。
ミハエルとともROCのネイションズカップで6連覇(2007〜2012年)を達成した経験を持つベッテルは、ミックのパフォーマンスを称賛した。
「初めて出場したときのことを覚えているよ。僕はミハエルを尊敬していたからね。今では僕は少し年を取って、ミックとチームを組んでいるわけだ」とベッテルは語った。
「ミハエルがこの場にいて、ミックの今日のパフォーマンスを見ることができたら、さらに特別なことになっただろう。僕たちは彼がいなくて寂しく思っている。でも彼が息子のことを誇りに思うのは確かだと思うよ」
ミックの将来と、彼のフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)加入の発表について尋ねられたベッテルは、ミックがフェラーリと長期にわたる実りある関係を結ぶことを期待しているという。
「(FDA加入は)彼にとって素晴らしいことだ」
「彼が長期にわたって僕たちとともにいて、いつの日か彼とレースができることを願っている。もしくは、僕がいつか引退する時には、彼にステアリングホイールを引き継げるかもね」
しかしその一方で、4度のF1チャンピオンであるベッテルは、ミックに対する期待が抑えられることを願っているという。
ベッテルは『La Gazzetta dello Sport』に対し、「ミックに過度なプレッシャーを与えるべきではない。彼には自分の道を進ませるべきだ」と語った。
「思うようにやらせたら、彼はスターになれると個人的には思っている」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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