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F1開幕戦オーストラリアGP 決勝トップ10ドライバーコメント

2018年3月26日

 2018年F1開幕戦オーストラリアGP決勝トップ10に入ったドライバーたちが日曜日を振り返った。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=1位


セバスチャン・ベッテル

 今日は僕らのための一日だった。もちろんセーフティカーが助けになったことは認めるけど、僕らチームは全力を尽くし、やれることをすべてやったと思う。だからこそ、何かが起きたとき、それにうまく対応できたんだ。


 さまざまなシナリオを分析し、レースへの準備を整えてきた。レース中には速さも発揮した。


 ルイス(・ハミルトン)にプレッシャーをかけた。彼は速かったけど、勝つのに十分ではなかったね。


 僕はこのマシンに対する自信をもう少し築いていく必要がある。まだ僕が望む状態にはなっていないんだ。


 やるべきことは多い。でも今日、2台揃って表彰台に上がれたのは素晴らしいことだ。昨日の予選で僕らのマシンは好調ではあったけれど、少し難しい部分もあった。つまり課題がまだ残っているということだ。


 これから問題解決に当たる必要がある。自分が何を望んでいるのかははっきりしているから、あとはそれに取り組むだけだ。このマシンには十分なポテンシャルがあると信じている。


 今日はすごく楽しかった。セーフティカーはラッキーだったのは確かだね。ファーストスティントの終盤、(前を行く)ルイスとキミ(・ライコネン)から遅れてしまった。タイヤに苦しんでいたんだ。セカンドスティントで履いたソフトタイヤの方が扱いやすかった。


 セーフティカーが出るよう祈っていた。そしたらコース上でとまっているクルマがあったんだ。それを見た瞬間にアドレナリンが出てきたよ。


 チームから、ルイスとの位置関係はかなり近いと言われた。でもコースに復帰した時、僕が前に出ることができた。彼がポジションを取り戻すのはかなり難しいだろうと思ったけど、それでも彼はプレッシャーをかけ続けてきた。


 確かに僕らはラッキーだったけど、それでもこの勝利は僕らのものだ。マシンはまだ最速というわけではないが、今日の勝利によってシーズンを素晴らしい形でスタートすることができたし、いい流れができた。次のレースまでの2週間、また新たなモチベーションを持って頑張ることができるよ。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=2位


2018年F1第1戦オーストラリアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 今日はやれることはすべてやった。でも誰も予想していなかったことが起きたんだ。まだ理解できず、信じられない思いでいる。
    
 エンジニアたちと話して、彼らが分析してくれれば、詳しいことが分かるだろう。
    
 今週末は、僕らの“パーティーモード”や、フェラーリがどれぐらい速いのかという話で盛り上がっていたね。ギャップは昨日の予選のタイム差ほど大きくはないと思う。僕がいいラップを走り、セバスチャン(・ベッテル)がいいラップを走れなかったから、ああいう差になっただけなんじゃないかな。


 実際今日のフェラーリはものすごく速かった。終盤にチャレンジしたけど、僕らとの差は0.1秒以下しかなかったと思う。


 今週末僕が全力を尽くしたということは、少なくとも自分の心のなかでははっきりしている。チームはいま、ショックを受けていると思うけど、皆で態勢を立て直し、対策に取り組むよ。


(Sky Sportsに対して、正しいギャップが知らされていなかったことについて語り)僕にはレース中、必要なら使える“ツール”があった。最初のピットストップの前にも後にも、もっと速く走ることができるだけの余裕があったんだ。
 
 チームの全員ががっかりしているけれど、今週末、ポジティブなこともたくさんあった。マシンは最高だったしね。いくつかのことを調整すれば、次のレースは勝てるだろう。そう信じているよ。 


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=3位


F1オーストラリアGP決勝 優勝したセバスチャン・ベッテルと3位のキミ・ライコネン

 ふたりがポディウムに上がり、そのうちひとりが優勝したのだから、チームにとっては最高の形でシーズンのスタートを切れた。


 今日は僕にはちょっとアンラッキーだったが、少なくとも、運は僕らのチームの味方をした。3位は望んでいた結果とは言えないものの、まだシーズン最初のレースでもあり、大局的に見れば悪くはないから、この3位をよろこんで受け入れるよ。


 全体として、今日のクルマの仕上がりは十分に満足できるもので、最後まで速さもあった。そして、何よりもフィーリングがいい。まだ改善すべき点があるのは間違いないが、今日のようなフィーリングが維持できれば、戦うためのツールは揃ったと言ってもいいだろう。何よりも重要なのはそこだ。


 このコースはいろいろな意味でかなり特殊だから、次のレースでどうなるか様子を見てみよう。まあ、バーレーンも特殊な要素がないわけではない。毎年かなり暑いコンディションになって、本当の勢力図が明らかになるとは限らないんだ。とにかく、どこへ行こうと粘り強く、自分たちのベストを尽くす必要がある。


■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=4位


F1開幕戦オーストラリアGP キミ・ライコネンとダニエル・リカルド

 今日の自分の走りには満足している。僕らのマシンはレースでとても速かった。


 レースのほとんどの時間を誰かのすぐ後ろで過ごすようなことはめったにないんだけど、ここはタイトなコースで、オーバーテイクがかなり難しい。何度かターン3でチャレンジしようとしたが、キミ(・ライコネン)には僕がやろうとしていることが分かるみたいで、うまく防御されてしまった。
 レース終盤、さらにプレッシャーをかけてみたけど、彼もペースを上げて対抗してきた。


 フェラーリと僕らはかなり拮抗していると思う。僕らのレースペースは思っていたとおり、かなりよかった。だからあとは予選で0.2秒か0.3秒ぐらい見つけることができれば有利になる。


 表彰台まであと一歩だったし、ファステストラップも記録した。今後への期待をもたらしてくれる開幕戦になったと思う。ここまで足を運んで応援してくれたファンの皆にお礼を言いたい。


■マクラーレンF1チーム
フェルナンド・アロンソ 決勝5位

 この数年、困難な時期が続き、この冬もとても苦労した。ルノーエンジンへの変更が決まったのがかなり遅い時期だったから、非常に短期間でリヤエンドの一部を設計し直さなければならなかったんだ。でも開幕戦で2台揃ってポイントを取り、ひとりはトップ5に入れた。


 僕らはこの結果を誇りに思っていい。でもマクラーレンにはこれからもっと向上するポテンシャルがある。今日はこのパッケージの力をすべて引き出したわけではないし、能力を最大限に活用したわけでもない。まだルノーとの初めてのレースを1戦終えたに過ぎない。次の数戦にアップデートを導入する予定だから、今後は前のグループとの戦いに目を向けていくことができるだろう。次のターゲットはレッドブルだ。


 前にも言ったとおり、僕らにとってこのレースでのパフォーマンスはシーズンのなかで最低レベルであり、これからは良くなる一方だ。


 もちろん今日の僕らは運がよかった。ハースが2台リタイアし、カルロス(・サインツJr.)がターン9でコースオフし、セーフティカーの際に(マックス・)フェルスタッペンの前に出ることができた。つまり運が味方してくれる形で4つポジションを稼いだわけだ。


 それは間違いないが、僕らがミスを一切犯さず、すべての状況を最大限に活用したことも確かだ。チームが完璧な仕事をしてくれた。


(Express紙に対して語り)ほぼ予想していたような結果だ。僕らのレースペースは強力だと分かっていた。予選よりも優れているとね。


 終盤20周にわたって、フェルスタッペンから攻撃を受け続けた。でもなんとかポジションを守り切れたよ。


 ハッピーだ。チームの皆はとてもいい仕事をしてくれた。わずか2、3カ月で新しいパワーユニットに載せ替え、冬の間にマシンの一部を設計し直した。
 そうしてここまで来た。2台揃って入賞したし、僕自身は5位を獲得した。いいスタートを切ることができたからうれしい。


 これから良くなっていく一方だ。このマシンには大きなポテンシャルが秘められていて、それをこれから引き出していかなければならない。


(Sky Sportsに対して語り)今はレッドブルとのギャップは大きい。メルセデス、フェラーリ、レッドブルは完全に別のグループだ。


 マクラーレンもそこに入って行きたい。数戦後には中段グループのことを忘れて、トップ3チームのグループの方に目を向けることができると思う。


■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=6位

 スタートは悪くなかったんだけど、ターン1での位置取りがよくなくて、ポジションを落とした。なんとか前についていこうと頑張ったが、いくつか問題があるのを感じた。4周目か5周目にマシン(フロア)にダメージを負ったようだ。どこにも接触していないし、縁石に強く当たったりもしていないので、どこでダメージを受けたのか分からない。でも、マシンから降りてチェックしてみたら、破損している部分があるのが分かった。これから詳しく調べてみなければならない。


 この問題の影響でコーナー半ばで態勢が崩れてしまい、スピンした。レースの間ずっと苦労したよ。


 でも幸いにもスピンしたわりにはあまりポジションを落とさずに済んだし、最後まで戦うこともできた。


 僕らのマシンは週末を通して好調だったし、感触もすごく良かった。だからこそ決勝でダメージを受けて、フィーリングが悪くなってしまったのは残念だった。


 状況を考えればポイントを取ることができてよかったと思う。前があいているときには、ペースもよかった。


 予選でいい結果を出して、クリーンなスタートを決めることができれば、決勝において他には何も問題がないはずだし、ライバルたちと戦えると思う。


(Expressに対してマシンのダメージについて語り)突然バランスに問題が出てきて、コーナー半ばにグリップを失うようになった。理想的な状態ではなかったけど、360度回った時にそれほど順位を落とさずに済んだのはラッキーだったね。


■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=7位

 今日の結果には満足している。クルマのペースは良くて、競争力もあった。ただ、まだ課題がたくさんあることも分かっている。


 この週末の流れは悪くなかった。金曜は文句なしではなかったものの、それをまずまずの結果に結びつけて、満足できる日曜を過ごせたのだから。リタイアが何台かあったのはラッキーだったが、セーフティカーに関してはアンラッキーだった。でも、それがレースというものだし、何とか6ポイントを持ち帰って、チームのハードワークに報いることができた。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=8位

 少々悔しさの残る一日になった。ポイントが獲れたとはいえ、15番手からのスタートであることを考慮しても、もっと多くのポイントを獲得できると思っていた。


 クルマに問題はなく、予選の時と何ら変わらないフィーリングだった。それに関しては、チームが本当にいい仕事をしてくれたのだが、残念なことに今日はそれを生かしきれなかった。このコースでは、オーバーテイクはものすごく難しいからだ。


 それに加えて、他のクルマの直後を走っている時に、エンジンが少しオーバーヒート気味になることにも苦しめられた。そのせいで、何度もペースを緩めなければならなかったんだ。


 今回は期待はずれの週末だったし、理想的なシーズンの初戦ではなかったのは確かだ。けれども、今季はまだ20レースもある。この週末の出来事から学んで、2週間後のバーレーンで仕切り直しをしたい。


■マクラーレンF1チーム
ストフェル・バンドーン 決勝9位

 2台揃って入賞という、チームにとって素晴らしい結果を出すことができた。去年とは対照的なリザルトだ。今後に向けて大きな可能性を感じる。


 僕自身の話をすると、バーチャル・セーフティカーのタイミングは少しついてなかった。もっと上位でフィニッシュできたかもしれないんだ。でもまだ開幕戦だし、この結果に満足できるよ。


 今シーズンにはすごく期待しているんだ。これからもっと向上することは分かっているからね。ルノーとのパートナーシップは始まったばかりだ。今後数戦にわたって新しいパーツが導入されるから、コース上で進歩を証明できると思う。ベースラインは優れているし、ここから改善させていけばいい。着実に進歩して、パフォーマンスを向上させて、ポイントをコンスタントに獲得していくことが大事だ。


 今日の決勝でのパフォーマンスはとてもよかった。ルノーやレッドブルと戦えたのはポジティブなことだよ。その上、これからさらに進歩する余地があると分かっているんだ。


 シーズンを最高の形でスタートすることができた。今日レースをしてみて、今後に向けて大きな可能性があると感じている。僕らチームは野心的であるべきだ。この先が楽しみだよ。


■カルロス・サインツJr. 決勝=10位
 チームにとってポジティブなシーズンのスタートになった。クルマのパフォーマンスにも、とても満足している。こうしてポイントを稼げたのは、いい仕事だったと思うし、バーレーンまでにさらに改善できそうなところもある。


 個人的には、コース上で苦しい戦いを強いられた。ドリンクボトルに問題があって、気分が悪くなってしまったんだ。それに最初のスティントでは、オーバーステアが強くてちょっと厳しかった。今日はかなり風が強かったせいもあると思う。


 このクルマについての理解をさらに深めて、できる限りのことをした上でバーレーンのレースに臨みたい。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




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