最新記事
- 複数年契約を結んだヒュルケンベルグはアウデ...
- 周冠宇、中国マクドナルドのビーフバーガー・...
- ニコ・ヒュルケンベルグ、今シーズン限りでハ...
- 【F1第5戦無線レビュー】苦戦予想を覆し、2位...
- スプリント2位の直後、予選Q1敗退となったハ...
- エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1離...
- F1コミッション、ポイントシステム変更につい...
- FIAスライエム会長が批判にコメント「世論の...
- F1中国GP技術解説:どん底アルピーヌの期待の...
- F1中国GP技術解説:どん底アルピーヌの期待の...
- フェラーリF1、マイアミGPスペシャルカラーの...
- フェラーリF1、HPとの複数年のタイトルパート...
【特集:史上最も醜いF1マシン10選(1)】ドライバーが灼熱地獄に苦しんだグラウンドエフェクトカー
2018年2月14日
『速いマシンは美しい』のか、あるいは『速いから美しく見える』のか。F1ファンにとっては、永遠に答えの出ない命題であろう。その伝でいけば、『遅いマシンは醜い』という言い方もできるかもしれない。
フォーミュラワン世界選手権が始まってから、もうすぐ70年。これまで数え切れないほどのF1マシンが登場し、消えていった。『F1i』のジャーナリスト、ミカエル・ドゥラネイが今回紹介する『史上最も醜いF1マシン10選』を眺めるだけでも、マシンデザイナーたちがいかに知恵を絞って、ユニークなマシンを作り上げようとし、そして失敗を繰り返したかを実感していただけると思う。
ここに登場する10台のマシンのほとんどは、期待された速さを発揮することはなかった。まさに『遅いマシンは醜い』ということなのかもしれない。
(1)エンサインN179(1979年)
パキスタン人デザイナー、シャバブ・アフメドの手になるエンサインN179は、同チーム初のグラウンドエフェクトカーだった。最大の特徴はラジエターをマシン両脇ではなく、前面に置いたこと。コスワースDFV・V8エンジンの冷却を、これですべてまかなおうという目論見だった。
しかし実際にコースに出ていくと、いきなりのオーバーヒートに悩まされた。さらにラジエターの真後ろに座るドライバーも、灼熱地獄に苦しめられた。さらにグラウンドエフェクトの効果もほとんど発揮できず。あらゆる意味で、失敗作となったマシンだった。
(2)アイフェラントE21(1972年)
マーチ721をベースに、スイス人デザイナーのルイジ・コラーニが、空力性能をより向上させようと改造したモデルだ。マシン後部のエンジンカウルが前方まで延び、エアインテークはコクピットの前方、ドライバーのひざ上あたりに位置するというユニークさ。
さらに目を引くのが、潜水艦の潜望鏡のようにドライバーの目の前に屹立するバックミラーだった。このマシンを駆ったロルフ・シュトメレンはさぞかし、後方の様子をうかがうのに苦労したことだろう。デビュー早々から戦闘力に欠け、わずか8戦で姿を消した。
(3)BMWヘック(1952〜53年)
F1GP草創期の2シーズン、プライベーターとして参戦した希少なマシンである。東ドイツ出身のレーシングドライバー、エルンスト・クロードビックがBMWのシャシーを自ら改造し、直列6気筒のBMWエンジンを無理矢理押し込んだシロモノだった。
1952年と53年のドイツGPのみに出走し、初レースは最下位29番グリッドからスタートして、12位完走。2年目は32番グリッドスタートで15位完走に終わっている。
(その2に続く)
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ:Kunio Shibata)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |