F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【あなたは何しに?】弱冠20歳のスペイン人記者にとって、日本GPはもう一つのホームグランプリ

2017年12月11日

 F1シーズンを転戦していると、いろいろな人との出会いがある。そんな人たちに、「あなたは何しに、レースに来たのか?」を尋ねる連載企画。今回は、弱冠20歳にしてF1歴7年のスペイン人記者ミゲル・カリカスだ。


ーーーーーーーーーーー


 今年、F1では20歳のマックス・フェルスタッペンが2勝をあげて、昨年から一段と飛躍したシーズンを送った。そのフェルスタッペンに今年の日本GPでインタビューしていた若いジャーナリストがいた。


 スペイン人記者のミゲル・カリカス。じつは彼もフェルスタッペンと同じ20歳の青年。現在のF1界で最も若いジャーナリストのひとりだろう。


 だが、フェルスタッペンに質問していたカリカスには、フェルスタッペン同様、20歳という若さに似合わない落ち着きがあった。それは彼がこの仕事を始めたのが13歳からで、すでに7年間もF1の世界にいるからだった。


 2011年に自分で『Todo F1(F1のすべて)』というウェブサイトを立ち上げたカリカス。その記事がスペインの自動車雑誌の編集長にの目に留まり、その年のイギリスGPから外部ライターとして仕事をスタートさせた。


 ただし、学業との両立から最初の数年間は自宅での仕事が主で、サーキットでレースを見たこともなければ、ドライバーと直接話をしたこともなかった。


 転機が訪れたのは高校に進学してから。3年間の仕事が認められたカリカスは、学校生活に余裕ができたこともあり、2014年のプレシーズンテストで編集長から現場取材を依頼される。さらに2015年はヨーロッパラウンドの3戦に編集長とともに同行取材するチャンスを得た。


 ここでしっかりと実績を残したカリカスは2016年にはヨーロッパラウンド4戦を取材し、今年はついに単独での取材を任された。しかも、これまではずっとヨーロッパラウンドだけだったが、今年はカナダなどフライアウェイ戦にも行った。

カナダGPでカルロス・サインツJr.にインタビューをするカリカス


 日本GPもそのひとつかと思いきや、「僕にとって今年の日本GPはホームグランプリでもある」という。どういうことか?


「じつは今年の9月から日本の大学に留学に来ていて、いま日本に住んでいるんだ」


 20歳のカリカスはスペインのナバーレ大学の大学生で、早稲田大学の政経学部に短期留学生として来日中なのだ。

早稲田大学の政経学部に短期留学生として来日中のカリカス


「将来は新聞社の政治記者になりたい」というカリカス。帰国する来年の2月まで、豊島区のアパートで日本の政治と経済について勉強しながら、日本のモータースポーツについてのレポートをスペインへ発信している。



(Masahiro Owari)




レース

5/17(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
5/18(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
5/19(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP