【レースの焦点】表彰台の3人が見せた完成度の高いオーバーテイク/F1第17戦アメリカGP
2017年10月24日
コンサートに合わせて土曜日には異例のタイムスケジュールが採られたり、日曜のスタート前にはコースインを15分早めてドライバー紹介のイベントが行われたりと、新たな試みがなされたアメリカGP。
100%アメリカ的なイベントにはファンの間でも賛否両論が生まれたが、“主役”であるレースではスタートからゴールまで、随所で迫力ある接戦が繰り広げられる素晴らしい内容になった。
オーバーテイクが多いことで知られるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)はコース幅が広く、複数の走行ラインが可能なコーナーがいくつもある。トラックポジションを守るより“攻め”の作戦に挑戦できるサーキットなのだ。土曜夜から日曜午前中に降った雨によって路面がグリーンになったことも華やかなレースに貢献した。
1位ルイス・ハミルトン、2位セバスチャン・ベッテル、3位キミ・ライコネン──表彰台の3人が揃って見事なオーバーテイクを披露したレースは希少だ。
ポールポジションからのスタートしたハミルトンはベッテルに先行を許しても、焦る様子はまったく見せず、後方からライバルを観察した。
「3〜4周でマシンもタイヤも苦しみ始めた」と言うのは前をいくベッテル。
「高速コーナーが続くセクター1の後でDRS圏内に入るのは簡単なことじゃないのに、ルイスはいとも簡単に近づいてきた。単純に、彼がすごく速かったということだよ」
6周目のバックストレートでベッテルの左に並んだハミルトンは、ターン12で難なくフェラーリをかわしていった。
「セバスチャンが前にいる状態にわくわくした」と言うハミルトンは、初開催の2012年に優勝したレースを思い浮かべていた。
「あの年も、セバスチャンを捕えたのは今回と同じ、ターン12だった」
12年のマシンはマクラーレンで、相手はベッテルのレッドブル。オーバーテイクはアウトからしかけたものだったけれど……。
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※中国GP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
※中国GP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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