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F1 Topic:本当にダメージはない?土曜日の走行まで安心できないベッテルのギヤボックス問題

2017年10月5日

 マレーシアGPのクールダウンラップでランス・ストロールと接触したセバスチャン・ベッテル。その後、フェラーリはギヤボックスをマラネロへ送り、ダメージがないかどうかのチェックを行なった。  


 フェラーリのスポークスマンによれば、「入念に検査を行なった結果、ケーシングには問題は見当たらなかったので、すぐにギヤボックスをマラネロから鈴鹿へ送った」という。


 そのギヤボックスが木曜日の夕方、鈴鹿に到着した。メカニックたちはコンテナボックスからキルティングに包まれたギヤボックスを慎重に取り出し、キャスター付きの荷台に乗せて、ガレージに運び入れていた。

木曜日の夕方、セバスチャン・ベッテルのギヤボックスが鈴鹿に到着


木曜日の夕方、セバスチャン・ベッテルのギヤボックスが鈴鹿に到着

 だが、これは金曜日に使用されない。金曜日は練習走行のため、6戦連続のルールは適用されないからだ。つまり、フェラーリは金曜日のフリー走行では、金曜日用のギヤボックスとパワーユニットを搭載して走行する(これは今回のフェラーリに限らず、どのチームも金曜日に行なっている標準的な措置)。


 そうなると、気になるのが土曜日の12時から始まるフリー走行3回目だ。というのも、レギュレーション上、ギヤボックスは封印されているため、フェラーリがチェックできたのはケーシングだけで、インターナルを直接、検査できていないのである。もちろん、非破壊検査などの機会を使用した間接的な検査は行なっているだろうが、不安はある。


 しかも、これもレギュレーションによって、ダイナモを使用するといった動的な検査もできないため、たとえ静的に外見上問題なくとも、負荷をかけたらなんらかの不具合を起こす可能性が100%ないとは言えないのである。


 もちろん、土曜日に問題が発覚すれば、フェラーリはペナルティを覚悟で、ベッテルのギヤボックスを新しくする。そうなれば、5番手降格となるだけに、是が非でも交換は避けたい。木曜日の会見でベッテルは「だいじょうぶだろう」と笑うが、それを聞いていたスポークスマンに笑みはなかった。



(Masahiro Owari)




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