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ベッテル、チェッカー後のクラッシュはおとがめなしも、懸念されるF1日本GPでのペナルティ
2017年10月1日
F1マレーシアGP決勝フィニッシュ後にセバスチャン・ベッテルとランス・ストロールがクラッシュし、審議対象になったが、スチュワードは両者にペナルティを科さないことを決めた。
ベッテルは最後尾からスタートしながら4位でフィニッシュ、タイトル争いにおけるダメージを最小限に抑えることに成功した。しかし決勝後のスローダウンラップのターン5で、ストロールをアウトから抜こうとしたところ接触。ベッテルはマシンの左リヤに大きな損傷を受けた。
ベッテルはコース上でマシンをとめ、通りかかったパスカル・ウェーレインのマシンに同乗する形でピットに戻った。
この接触をスチュワードは審議した結果、どちらのドライバーにも決定的な非はないとして、ペナルティを科さないことを決めた。
スチュワードは以下のように説明している。
「レース終了後のスローダウンラップにおいて、ターン5へのアプローチで18番(ストロール)はコース中央を走り、8番(ロマン・グロージャン)が後ろから18番のイン側に向けて近づいていた。同時に5番(ベッテル)は18番をアウト側から追い越し、その際にわずかにターン5のエイペックスの方にターンインした。同時に18番が少しエイペックスから離れる方向に動いた。その結果、5番の左リヤタイヤと18番の右フロントタイヤが接触した」
「スチュワードはこのインシデントにおいて完全にあるいは圧倒的に非があるドライバーはいないと考え、そのためこれ以上の措置は取らない」
この決定が下る前、ベッテルは、自分には全く非はないと述べていた。
「ラバーをピックアップするためにアウト側に行った。ランスは見ておらず、同じことをしようとしたんだと思う。でもすでに僕がそこにいた」とベッテルはSky Sportsに対して語った。
「あれは完全に不必要な出来事だった。とはいえ、彼は単純に見ていなかっただけだと思う。ラバーをピックアップしようとしたドライバーが、他のマシンにヒットした。僕には非はない」
ストロールは「ゆっくり走ってピットレーンに向かっていた。すごくおかしなインシデントだった。レースは終わっていたのだし、(ふたりとも)意図的にした行為じゃない」と述べている。
ベッテルのマシンの損傷のレベルは明らかになっていないが、万一、次戦日本GPでギヤボックス交換が必要になり、6戦連続使用という規則を破らなければならなくなった場合は、5グリッド降格のペナルティを受けることになる。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(AUTOSPORTweb)
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