F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:本当に将来的に可能性がある?ホンダのワークス参戦報道について

2017年7月9日

 あるF1ネットメディアが「ホンダのF1ワークス参戦」について報じた。それによれば、「将来的には可能性がある」という。 


 しかし、ホンダはこの件を明確に否定している。なぜ、このようなニュースが流されたのか。それはFIAが金曜日に行った定例会見のトランスクリプト(口述を清書したもの)が長谷川祐介ホンダF1総責任者の発言を誤った言葉で発信してしまったからである。


 ネットメディアは長谷川総責任者の発言を次のように伝えている。
「とりあえず、いまのところは我々にはチームを持つというアイデアはあります。しかしながら、F1では何が起こるかわかりません。いずれにしろ、そのようなアイデアはあります」


 トラススクリプトでも、長谷川総責任者は次のように語っていたことになる。
“So far we have an idea to get、 to have a team ? but of course for the future、 so that nothing、 anything has happened in Formula One. We have an idea、 at all.”


 だが、筆者は会見場に出席していたが、長谷川総責任者はそのようには発言していない。では、なんと言っていたのか。それを記そう。
“So far we have no idea to get、 to have a team ? but of course for the future、 so that nothing、 anything has happened in Formula One. We have no idea、 at all.”


 つまり、FIAのトランススクリプトの誤った箇所は、2カ所ある「no idea」を「an idea」にしたことだ。


 筆者はこの発言を日本人として、「参戦の意思はまったくない」と理解できたが、一方で海外、とりわけイギリス人には誤解を招く発言にならないかと、少し心配した。というのも、日本人は「そのような考えはありません」という意味で「I have no idea」という英語を使うが、じつはこれ「全然、わかりません」という意味だからだ。


 つまり、イギリス人は長谷川総責任者の発言を「いまのところ、まったくわからない」と受け取ってしまった可能性がある。しかし、それでは意味が通じないと先読みし、「no idea」を「an idea」にしたのではないだろうか。


 ちなみに、金曜日の会見で長谷川総責任者は、ワークス参戦を否定しただけでなく、ウイリアムズへの供給についても完全否定している。もちろん、2018年にマクラーレンがメルセデスを搭載するという噂は、長谷川総責任者だけでなく、同席していたエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)、トト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター/ビジネス)の3者全員が否定していたことも、付け加えておこう。



(Masahiro Owari)




レース

5/4(土) フリー走行 1:30〜2:30
スプリント予選 5:30〜6:14
5/5(日) スプリント 1:00〜02:00
予選 5:00〜
5/6(月) 決勝 5:00〜


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.4 第4戦日本GP