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F1バーレーンGP決勝トップ10ドライバーコメント

2017年4月17日

 2017年F1第3戦バーレーンGP、決勝トップ10に入ったドライバーが決勝日を振り返った。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=1位

 チーム全員のおかげで最高の結果を出すことができた。スタートで2位に上がることが重要だと思っていた。なんとかうまくやれたね。戦略に関してもすべて正しく実行することができたと思う。早い段階でピットに入るという戦略がうまく効果を発揮したんだ。


 終盤はルイス(・ハミルトン)とのギャップを維持することに集中した。彼が追い上げてくることは予想していたんだ。僕の前には何台も周回遅れになるマシンがいたから心配だった。でも最終的にはうまくいったね。


 今日のマシンの乗り心地は夢のようだった。序盤の段階から、今日は勝てる速さがあると感じた。昨日からすでにいい感触を持っていたけれど、それが本物だと今日、確認できたんだ。


 ピットに戻ってくる時のあの1周は最高だったよ。花火が打ち上がって、その素晴らしい雰囲気をじっくり味わって走った。今夜のところは今の瞬間をエンジョイするけれど、明日になればまた仕事に戻る。僕の考えは変わっていない。ワールドチャンピオンになるには、まずメルセデスを倒す必要がある。1戦1戦やっていこう。

マシンの上で声援に応えるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
マシンの上で声援に応えるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)


(メルセデス勢との戦いについて語り)まずは彼らの間に割って入ることが重要だった。2台がトップに立って、どんどん前に行ってしまい、レースをコントロールするような状況を阻止するためだ。そうさせないために、2台の間に入って混乱させたかった。


 僕らのスタートはほぼ似たような出来だったけど、ルイスがバルテリ(・ボッタス)に引っ掛かるような感じになったから、僕はブレーキングでリスクを冒して(ターン1のアウトから追い抜きを)やってのけた。


 最初のスティントではバルテリのすぐ後ろを走り、離されずについていった。最終スティントではしっかりしたギャップを築いていたし、ルイスのペナルティによるマージンもあった。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=2位

 大変な週末だった。スタート自体は悪くなかったけど、セバスチャン(・ベッテル)がブラインドスポットにいて、どこにいるのか見えなかった。それで彼に抜かれてしまった。ついていくのはかなり大変だったが、僕らのペースはほぼ同じだったと思う。


 セーフティカーが出動した時、僕は判断を誤った(注:ダブルストップをするためペースを落とし、「ピットエントリーで不必要に低速で走行し、後ろのダニエル・リカルドを抑えた」として5秒のタイムペナルティを科されたこと)。あれは僕の責任だ。チームに謝りたい。

2017年F1第3戦バーレーンGP決勝 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2017年F1第3戦バーレーンGP決勝 ルイス・ハミルトン(メルセデス)


 セカンドスティントと最終スティントではペースがよかったから、正直な話、セバスチャンに追いつけると思った。でも5秒ペナルティのせいでそれが難しくなった。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=3位

 いい日ではなかった。スタート時、タイヤの内圧に問題があった(注:グリッド上でジェネレーターが故障し、非常に高い内圧でスタートしなければならなかった)。具体的なことは分からないけど、ファーストスティントでおかしいと感じた。2周目で早くもスライドし始めたんだ。ペースが悪く、セバスチャン(・ベッテル)にプレッシャーをかけられた。ファーストスティントをもっと引き延ばそうとしたけど、ペースを維持することができなかった。

2017年F1第3戦バーレーンGP決勝 バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2017年F1第3戦バーレーンGP決勝 バルテリ・ボッタス(メルセデス)


 セカンドスティントになってよくなったけど、それでもオーバーステアに苦しんだし、最終スティントではリヤエンドをうまく機能させることができなかった。


 セーフティカー出動時に行った最初のストップでは問題が起きて、時間をロスした。それがなければ(ベッテルの)すぐ前に出ることができたかもしれない。この問題についてはチームが調査してくれる。


 リスタート後にセバスチャンといいバトルをしたが、残念ながら長くは続かなかった。今のところ目指しているレース結果を達成できずにいる。ソチはいい週末にしたいね。


(途中、チームからルイス・ハミルトンに譲るよう指示されたことについて聞かれ)正直言って、レーシングドライバーとして、これほど聞きたくない言葉はない。でも仕方がない。指示どおりにしたのは、ルイスがセブにチャレンジできる可能性があったからだ。でも結局チャレンジできなかった。僕個人としては、きつい思いをしているが、これも人生だ。


 今日、自分のペースが足りなかった理由を調べる必要がある。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=4位

 今週末はたくさんいいことがあったけれど、最終的なリザルトにはがっかりしている。マシンは予想どおり好調だった。でも今日はスタートを失敗し、その影響で最初のふたつのコーナーが最悪の流れになった。その後、上位勢との差を縮めていき、わりと早い段階で(フェリペ・)マッサを追い抜いた。その後ピットストップをしたのだが、セーフティカーのタイミングはついてなかった。

2017年F1第3戦バーレーンGP決勝 キミ・ライコネン(フェラーリ)
2017年F1第3戦バーレーンGP決勝 キミ・ライコネン(フェラーリ)


 全体的な感触はよかったし、速さもあった。でも序盤に遅れをとったことが響いた。そのせいで苦しい状況に陥ってしまったんだ。僕らは正しい行動をとったと思うし、大局的な見方をすれば、僕らは望む位置にかなり近いところにいる。でもいくつか、細かい修正をすべき部分もある。1周をうまくまとめあげることが重要だ。上位のグリッドを確保できれば、レースがもっと楽になるからね。
  
 セブ(ベッテル)が勝ってうれしい。チームにとっても素晴らしいことだ。


■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=5位

 セーフティカーのタイミングがよくて、3位に上がった。ところがその時の(ソフト)タイヤではあまり調子がよくなくて、大きく遅れてしまった。混乱が落ち着いて、ペースが戻っても、フロントもリヤもグリップがなくて苦しんだ。今日はその(ソフト)タイヤをうまく機能させることがどうしてもできなかった。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 決勝=6位

 素晴らしい一日だったと言えるだろうね。完璧なスタートを決めて、最高のレースができた。オープニングラップは本当にすごかったよ。まず、(ニコ・)ヒュルケンベルグを抜いて、ターン4ではキミ(・ライコネン)もパスしたんだ。僕はその後もずっとタイヤをうまく機能させ続けていて、セーフティカーの後ではダニエル(・リカルド)も抜いた。あれはいいオーバーテイクだったね。


 今日はフランク(・ウイリアムズ)の誕生日だから、本当は彼に優勝をプレゼントしたかったが、この6位にはそれに近い価値がある。きっと彼も喜んで、このチームを誇りに思ってくれているはずだ。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=7位

 このチームを心から誇りに思う。18番手からスタートして7位でフィニッシュしたのは、実に見事なリカバリーだった。今夜は盛大にお祝いをしてもいいだろうね。13戦連続のポイントフィニッシュも、また素晴らしい業績だ。


 今回もまた、予選で厳しい状況に陥っても、決してあきらめずに日曜のレースに臨めば、このチームなら挽回は可能であることを証明できた。まだ改善の余地がいろいろとあることは分かっていて、このクルマからもさらに速さを引き出すことができる。だが、今日のところは、今季3戦連続でチームの2台が揃ってポイントを獲得したことに満足している。


■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 決勝=8位

 リスタートでは、トップスピードの勝負になって苦戦を強いられた。でも、結果として見れば、戦略的な判断は正しかったし、プッシュして走った周にはいいオーバーテイクを何度か決めることができた。そうして僕は8位に入った。ポイントを獲れる位置にいるというのはいいことだね。


■ルノー・スポール・フォーミュラ1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=9位

 幸いなことに、僕は週明けの火曜日にここでテストをする予定になっている。これはチームにとってマシンを進歩させる絶好の機会だ。僕が乗る日には、いくつかのアップデートも評価することになっていて、それらがうまく機能すれば、ソチでは大幅にレースペースが改善されるかもしれない。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
エステバン・オコン 決勝=10位

 今回も、僕らのクルマはレースコンディションで速いことを証明できた。予選よりもレースの方がいいみたいだね。ポイントを獲得できるのは日曜だけなのだから、レースで速いことが重要だ。


 このシーズンを迎えるにあたっての僕の目標は、全戦でポイントを記録することだった。これまでのところ、開幕から3戦続けてポイントを獲れているから、その点では満足しているけど、もっと上位に入ってポイントを稼ぐポテンシャルがあることも承知している。チームとして、僕らはいい仕事をしている。今後のレースでは、もっと多くのことを期待できると思う。



(AUTOSPORTweb)




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