今季ザウバーからF1に参戦するパスカル・ウェーレインが、レース・オブ・チャンピオンズでのクラッシュの影響でプレシーズンテスト1回目を欠席する可能性が浮上している。

　1月21日にマイアミの野球場マーリンズパークで開催されたレース・オブ・チャンピオンズ個人戦で、ウェーレインは三輪のポラリス・スリングショットで走行中、大クラッシュを喫した。レース終了時にウェーレインはレーンを分けるバリアに接触、すぐ前を走っていた対戦相手のフェリペ・マッサに追突し、ウェーレインのマシンは横転してコース外側のバリアにクラッシュして止まった。

　翌日の国別対抗戦ネイションズカップは、大事をとって欠場したものの、ウェーレインにけがはなかったと報じられていた。

　しかしその後、ウェーレインは首の痛みを訴え、複数の医師から検査を受けていることが分かった。診断結果が一貫しないため、さらなる検査の必要が生じているという。

　そのため、27日からスタートするプレシーズンテストにウェーレインが出席できないのではないかという推測が持ち上がっている。

　ザウバーは、この件について、次のような声明を発表した。
「パスカル・ウェーレインに関するメディアのうわさについてですが、今も検査を行っているところです。つまり（テストを欠席するという）報道は単なる推測にすぎません。追って状況をお知らせします」

　ウェーレインは先週ザウバーのファクトリーを訪れ、エンジニアたちとの顔合わせやシート合わせを行った。

　昨年マノーからF1デビューを果たしたウェーレインは、今年ザウバーに移籍、マーカス・エリクソンとのペアで新シーズンを戦う。　

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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