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アロンソ含め満点4人。F1マレーシア&日本GPのMVPは?:英誌全ドライバー評

2016年10月15日

 英AUTOSPORTが2016年第16戦マレーシアGPと第17戦日本GPの連戦を戦った全ドライバーを10点満点で評価した。2戦の間に満点を与えられたのは4人。そのうちひとりは両レースで10点と評価された。


 この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。

■不運だったハミルトンと勝てたかもしれないフェルスタッペン

 マレーシアGPで満点と評価されたのはルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、フェルナンド・アロンソの3人だった。


 マレーシアでメルセデスのハミルトンはポールポジションからスタート、首位を走行中にパワーユニットのトラブルに見舞われ、リタイアした。


「シンガポールでは苦戦したハミルトンだが、マレーシアでは通常のパフォーマンスに戻り、速さと強さを見せつけた」と寸評には記されている。


「プラクティスを順調に過ごし、予選で圧勝した。レッドブルからのプレッシャーはあったものの、ハミルトンが優勝するものとみられていたところに、メルセデスエンジンが壊れてしまった」

2016年第16戦マレーシアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)、エンジントラブルでリタイア
2016年第16戦マレーシアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)、エンジントラブルでリタイア


 レッドブルのフェルスタッペンは3番グリッドからスタートし、2位を獲得した。
「金曜、土曜とダニエル・リカルドより上位に立ち、日曜も勝てる可能性があったが、スタート直後のターン1でセバスチャン・ベッテルとニコ・ロズベルグが接触した際に、避けるためにワイドなラインを取らなければならなかった」


「決勝でハミルトンを脅かす可能性があったのはおそらく彼だけだったが、リカルドの後ろでロスし、オーバーテイクを仕掛けたものの、前に出ることはできなかった」

■鈴鹿を愛するロズベルグが日本GPで完璧な勝利

 続く日本GPではニコ・ロズベルグとフェルスタッペンに10点の評価が与えられた。


 メルセデスのロズベルグはポールポジションから優勝を獲得した。
「ロズベルグは鈴鹿の週末を通して見事なパフォーマンスを発揮、すべてのセッションで首位に立った。鈴鹿のコースを愛するロズベルグは最初から勢いづいていた。Q3の序盤は完璧ではなかったが、最終的にはハミルトンに対してわずかな差で、重要なポールを勝ち取った」

2016年第17戦日本GP ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、チームとコンストラクターズタイトル獲得を祝う
2016年第17戦日本GP ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、チームとコンストラクターズタイトル獲得を祝う


 フェルスタッペンは3番グリッドから2位でフィニッシュ、ただひとり2戦連続で満点の評価を受けた。
「再び見事なパフォーマンスを発揮。2戦連続、予選でチームメイトに勝ち、自分より速いマシンを後ろに従えてフィニッシュした」


「終盤のハミルトンへの防御についてメルセデスはいったん抗議を出した後にそれを取り下げた。ハミルトンがフェルスタッペンの行為を問題視していないのだから、それでよしとしようではないか」

■マクラーレン・ホンダの2連戦は悲喜こもごも

 アロンソはパワーユニット交換のペナルティにより22番グリッドからスタートしながら、7位入賞を果たした。


「アロンソは今回もまた見事な走りを見せた。エンジンコンポーネントの交換により45グリッド降格のペナルティを受け、最後尾スタートを強いられながら、入賞圏内までポジションアップしたのだ」


「いつもどおり1周目にうまくカオスを避けて順位を上げ、中盤にアグレッシブな戦略でニコ・ヒュルケンベルグの前に出た。終盤にはもう一台のフォース・インディアにプレッシャーをかけて6位を狙うところまでいった」


 チームメイトのジェンソン・バトンは9番グリッドから9位でフィニッシュ、8点の評価だった。


「バトンはいい仕事をした。予選で素晴らしいラップを走りQ3に進出、決勝序盤にはベッテルとロズベルグの接触により6番手に上がった」


「前半はヒュルケンベルグの前を走っていたが、最後のバーチャル・セーフティカーのタイミングにより順位を落とした」

2016年第17戦日本GP ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
2016年第17戦日本GP ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)

 日本GPに関しては、アロンソ、バトン共に8点の評価だった。


 アロンソは15番グリッドから16位という結果だった。
「ホンダのホームサーキットでペースがよくなかったことに『悪い意味で驚いた』とアロンソは言った。彼は予選でなんとかQ2に進出したが、決勝ではなすすべがなかった」
「激しく戦ってサインツのトロロッソには勝ったものの、1回ストップのルノー勢とエリクソンのザウバーに前に出られ、失望の結果となった」


 バトンはパワーユニット交換による22番グリッドからスタート、18位に終わった。
「プラクティスでは完全に途方に暮れていたバトンは、アロンソのセットアップに合わせることで調子を上げた。それでも予選Q1で敗退している」


「決勝ではハードタイヤでスタートし、2回ストップに変更。アロンソからそう遠くない位置でフィニッシュした」

■マレーシアGPと日本GP 全ドライバーへの評価点

 英AUTOSPORTによる2016年第16戦マレーシアGPと第17戦日本GPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。


【第16戦マレーシアGP】
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:10点
ニコ・ロズベルグ:7点
■フェラーリ
セバスチャン・ベッテル:6点
キミ・ライコネン:8点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:7点
バルテリ・ボッタス:8点
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド:9点
マックス・フェルスタッペン:10点
■フォース・インディア
ニコ・ヒュルケンベルグ:7点
セルジオ・ペレス:8点
■ルノー
ケビン・マグヌッセン:8点
ジョリオン・パーマー:8点
■トロロッソ
ダニール・クビアト:7点
カルロス・サインツJr.:8点
■ザウバー
マーカス・エリクソン:7点
フェリペ・ナッセ:6点
■マクラーレン
フェルナンド・アロンソ:10点
ジェンソン・バトン:8点
■マノー
パスカル・ウェーレイン:7点
エステバン・オコン:7点
■ハース
ロマン・グロージャン:7点
エステバン・グティエレス:7点

2016年第17戦日本GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2016年第17戦日本GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


【第17戦日本GP】
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:9点
ニコ・ロズベルグ:10点
■フェラーリ
セバスチャン・ベッテル:9点
キミ・ライコネン:9点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:7点
バルテリ・ボッタス:7点
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド:6点
マックス・フェルスタッペン:10点
■フォース・インディア
ニコ・ヒュルケンベルグ:9点
セルジオ・ペレス:9点
■ルノー
ケビン・マグヌッセン:6点
ジョリオン・パーマー:9点
■トロロッソ
ダニール・クビアト:9点
カルロス・サインツJr.:6点
■ザウバー
マーカス・エリクソン:8点
フェリペ・ナッセ:6点
■マクラーレン
フェルナンド・アロンソ:8点
ジェンソン・バトン:8点
■マノー
パスカル・ウェーレイン:6点
エステバン・オコン:9点
■ハース
ロマン・グロージャン:8点
エステバン・グティエレス:5点



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




レース

5/4(土) フリー走行 1:30〜2:30
スプリント予選 5:30〜6:14
5/5(日) スプリント 1:00〜02:00
予選 5:00〜
5/6(月) 決勝 5:00〜


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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