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ハースF1、フェラーリの秘蔵っ子ルクレールを迎える可能性を否定

2016年9月30日

 ハースF1のチーム代表ギュンター・シュタイナーが、フェラーリの秘蔵っ子シャルル・ルクレールを、来季のレースドライバーに迎える可能性を否定した。彼のチームには、もう少し経験の豊富なドライバーが必要と考えているからだ。


 現在までにハースが獲得した28ポイントのすべてを稼ぎ出したロマン・グロージャンは、来季もチームに残ることになりそうだが、そのチームメイトが誰になるかはまだ決まっていない。


 ルクレールは、イギリス、ハンガリー、ドイツのFP1でハースのマシンをドライブし、チームに好印象を与えてきた。ただし、彼は今年参戦中のGP3でタイトルを獲得しないと、スーパーライセンスの発給を受ける資格を得られない。


 以前、シュタイナーは、ハースがフェラーリのジュニアプログラムに協力して、その育成ドライバーに経験を積ませる可能性もあると発言していた。しかし、来季に関しては、ルーキーは彼らの選択肢には入らないという。


「現在の私たちのポジションを考えると、彼はあまりに経験が浅すぎる」と、シュタイナーはルクレールについて語った。ルクレールは今年この後、ブラジルとアブダビのプラクティスでも、ハースをドライブする予定になっている。


「年齢が若すぎると言っているのではない。マックス・フェルスタッペンはいい仕事をしているからね。実際、ルクレールのFP1でのドライビングは高く評価しているし、彼はすぐにペースをつかんだ。ただ、私たちがチームとして必要としているのは、実戦でポイントを獲得できるドライバーなんだ」


「当面、私たちはチームを育てていかなければならず、同時にドライバーを育てる余裕はない。だから、いまのところ、ルーキーは来季のドライバーの選択肢にはならない」


 また、シュタイナーは、育成ドライバーのひとりを受け入れることに関して、過去にフェラーリと話し合いを持ったこともないと付け加えた。


 彼はアメリカ人ドライバーのアレクサンダー・ロッシを例にあげて、新人ドライバーの起用が裏目に出る可能性について語っている。ロッシは昨年、ロベルト・メリと交替しながら、シーズン終盤の5戦でマノーをドライブした。


「昨年、私はアレクサンダー・ロッシを起用する可能性について、何度も質問を受けた。だが、もしそうしていたら、彼のキャリアを台無しにしてしまったかもしれない」


「新人ドライバーが私たちのようなチームに加わった場合、チームのパフォーマンス不足のために、まともな成績を残せないこともありうる。だが、彼のようなドライバーには他に機会がないから、あえてそうしたリスクを冒そうとするだろう」


「そして、良い結果が出なければ、私たちが不当な批判を受けることにもなる。私たちは、まず自分たちが成長して、もっと大きなチームになることを考える必要がある。チームとしてある程度の規模になれば、若い才能を受け入れることもできるようになるはずだ」


 シュタイナーは、2017年のラインナップの発表を急いではいないという。どうやら彼は、同様にラインアップの確定していないルノー、ウイリアムズ、ザウバー、マノーといったチームの動向を見極めてからでも、遅くはないと考えているようだ。


「私たちは、もう少し待っても差し支えない立場にある。ドライバー市場にも大きな動きはないからね」


 現在のグロージャンのチームメイト、エステバン・グティエレスは、このところ成績も上向き、自分でもF1にとどまれるはずとの自信を示している。彼は来年もシートを確保できるだけの働きをしていると思うかとの質問に、シュタイナーはこう答えた。


「あと少しだけ、様子を見てから判断したい。(前戦のシンガポールで)彼はとても良いレースウィークエンドをすごした。スタートでトラブルはあったものの、あれは彼のミスではなかった」



(Translation:Kenji Mizugaki)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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