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F1イタリアGP予選トップ10ドライバーコメント

2016年9月4日

 2016年F1第14戦イタリアGP、予選トップ10に入ったドライバーたちが予選日を振り返った。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1位

 あのラップ(Q3最後のアタックラップ)には大満足だ。最高の気分だった。詩のように美しい動きのラップだった。アドレナリンが大量に出ていたよ。


 週末を通していい感触を持っている。金曜の最初のセットアップの時点からだ。エンジニアやメカニックたちと一緒に懸命に作業にあたり、マシンバランスを少しずつ向上させていった。すべてがうまくまとまれば、今日のようなラップタイムは可能だと分かっていた。


 ここは本当に難しいサーキットで、すべてのことをうまくやらなければならない。特にブレーキングゾーンが重要だ。


 今日、チームはまた最高の仕事をしてくれた。明日のレースが楽しみだ。

2016年F1第14戦イタリアGP 予選記者会見
2016年F1第14戦イタリアGP 予選記者会見

(トップ3記者会見で、イタリアGPでポールポジション5回獲得はアイルトン・セナ、ファン・マヌエル・ファンジオと並ぶ最多記録だと言われ)もちろんすごくうれしい。この記録については、今週末を迎える直前に知ったが、それにとらわれないようにしてきた。でもセナやファン・マヌエルという偉大なドライバーたちと並ぶことができて、本当に誇りに思う。


(決勝のスタートタイヤとなる、Q2最初のアタックで使用したソフトタイヤについて語り)あのタイヤを大きく傷つけたわけじゃない。ターン1で少しロックアップしただけだ。ただ、レースに向けてすべてのことを完璧にしておきたい。そういうわけで、速さもあったし、またコースに出たんだ。でも最終コーナーで少しタイムを失った。


(スタートタイヤの)フラットスポットはごくごく小さいものだ。ほとんど感じないぐらいだよ。だから(決勝では)問題にならないと思う。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=2位

 僕はここまでいい週末を送ってきたが、ルイス(・ハミルトン)がすごくいいラップを走った。今日は彼にかなわなかった。


 でも金曜のプラクティスで僕のレースペースはかなりよかったから、明日に向けて前向きに考えている。


 長いレースになる。何が起こるか分からないし、全力を傾けて走るよ。モンツァでは僕らのマシンが最速なのは明らかだから、明日もルイスとの激しい戦いになると予想している。


 ここの雰囲気は素晴らしいね。ここで勝つことができたら、僕にとって大きな意味を持つ勝利になるだろう。


(トップ3記者会見で、今回ハミルトンとのタイム差がかなり大きかったことの理由を聞かれ)彼がいいラップを走ったというのが一番いい説明だと思う。それだけのことだ。僕もいいラップを走ったけれど、速さが十分ではなかった。


 でも、2番グリッドにも大きなチャンスはある。イタリアでぜひいい結果を出したい。僕は自分の中にイタリア的な要素が多いと感じているので、特別な場所なんだ。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=3位

 ここまでいい週末を送っている。2台揃ってセカンドロウに並べることができた。ここからいいレースができると自信を持っている。


(スーパーソフトタイヤでスタートするため)スタート時は僕らにアドバンテージがあるかもしれないけど、状況を見ていく必要がある。ライトが消えた瞬間、タイヤからいいトラクションを得られるといいね。ターン1までは長いし、何かできるかもしれない。でも決勝は一瞬の戦いではなく、53周続くんだ。


 正直な話、Q1とQ2で違うコンパウンドで走ってタイムを見た時点で、(Q3は)苦しい戦いになると分かった。でも何が起こるか分からないし、全力でプッシュした。Q3の最初のランではプッシュしすぎたと思う。いいラップではなかった。幸い、最後に挽回できたけど。


 全体的にはとても満足している。ラップの序盤に関してはそれほどでもないけどね。予選では(メルセデスとの)ギャップは大きかったが、レースペースではそこまでではないと思うので、期待している。

2016年F1第14戦イタリアGP セバスチャン・ベッテル
2016年F1第14戦イタリアGP セバスチャン・ベッテル

 後ろのことは気にしていない。重要なのは前に誰がいるかだ。僕らの前にはまだ2台いる。ギャップは思っていたより少し大きいが、この2戦で状況が落ち着きつつあるし、ファクトリーに関しても物事が正しい方向に進みつつある。我慢するのは好きではなくても、今は忍耐強さを示さなければならない。いずれいい時が来る。
 
 彼ら(メルセデス)との差はかなり大きいから、喜ばしい状況ではないね。今日は、彼らだけが別の世界にいるようだった。僕らは去年よりも大きく遅れている。がっかりだよ。十分な速さがない。単純に、マシンとエンジンの組み合わせにおいて僕らはまだ劣っているんだ。追いつけるかどうかは僕ら次第だ。


 エンジンに関しては(アップデートによって)一歩前進したし、他の部分も改善しつつある。今週末はずっとよかったんだ。予選ではもう少しうまくやれたかもしれない。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=4位

 今日はベストを尽くし、マシンの力を最大限に引き出した。もちろんフロントロウを確保できたらもっとうれしかったけど、これが僕らにできる精いっぱいだった。


 自分たちの限界を知り、やるべきことをやったことには満足すべきだけど、もちろん目標はもっと高いところにある。明日はまた別の一日。いいスタートをすれば、うまくレースを組み立てていけるだろう。


 スタートタイヤの種類が違うチームがあるけど、ロングランにおいてどうなるかは、明日になるまで分からない。でも僕らとしては、スーパーソフトでスタートするのが自分たちにとってベストな選択だと思った。


 長いレースになり、タイヤの管理も難しいし、いろいろなことが起こり得る。いい位置にい続け、何かが起きたら、最大限の結果を出すために努力する必要がある。ピットストップに関していい選択をするよう心がけ、その上で状況を見ていく。


 今日はライバルがかなり強力だった。でも明日最善を尽くし、彼らに挑戦するチャンスをつかみたい。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
バルテリ・ボッタス 予選=5位

 すごくいい予選ができたと思う。5位はいいグリッド位置だし、コースのクリーンな側だ。今日はマシンのポテンシャルをすべて引き出した。僕にとってキャリアベストの予選のひとつだ。 

2016年第14戦イタリアGP バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)
2016年第14戦イタリアGP バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)

 大量にポイントを稼ぐチャンスだ。フェリペも11位で最初のタイヤを自由に選択できるから、順位を上げてくることができるだろう。ふたりでチームのためにたくさんポイントを獲得できるといいね。


■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=6位

 トップ5あたりにいけるかなと思っていたが、5位から1000分の1秒差だった。悔しいけど、少なくとも大きなサプライズはなかった。


 予選(Q2)をソフトタイヤで乗り切れれば理想的だったけど、ペースがすごく速くて、僕らのラップタイムがカットオフに近づいてきたので、確実にQ3に進めるよう、スーパーソフトで改めて行くしかなかった。


 ソフトタイヤでQ3に進めていたら、フェラーリといい戦いができたはずだけど、スーパーソフトスタートだからそれは少し難しそうだ。


 ウイリアムズがここで速いことは分かっていた。でもDRSを使い、ブレーキングを利用すれば、仕掛けることも可能だと思う。僕らのレースペースは優れているし、今夜のうちに戦える要素を見つけられればうれしいね。いずれにしても楽しんで走り、トップ5に入れるよう挑戦していくつもりだ。


■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=7位

 今日の予選にはとても満足している。もっと大きく差をつけられてしまうと思っていたんだ。でもポジション争いはかなり接戦だった。


 終盤、無線での通信ができなくなり、自分のポジションが分からず、戻ってきてから7位だと分かった時には、悪くないと思ったよ。


 5位から100分の3秒差以内という結果には文句は言えない。僕らはダウンフォースレベルにおいて妥協を強いられている状況だしね。

2016年F1第14戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン
2016年F1第14戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン

 明日は何が起こるか分からない。通常、僕らは予選よりレースでの方が強いから、明日もいいレースができたらいいね。もちろん常にもっと上をと望んでしまうけれど、現実的に考えなければならない。ここは僕らにとっては難しいサーキットなんだ。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=8位

 今日の結果には満足していいと思う。今週末はずっと苦労してきたけれど、昨晩はマシンバランスを改善させるべく懸命に働き、予選に向けて前進が見られた。


 幾人かのライバルは非常に良いペースを持っているが、僕らも2台のマシンがトップ10入りしているし、予選では最大限の力を発揮できたと思っている。


 Q1では、最初のランで完璧なラップをまとめ上げることが重要だった。それができたおかげで、Q2では新品タイヤが1セット余分に使え、少し余裕が生まれた。


 全体的に見るとワクワクするような予選だったし、ニコ(ヒュルケンベルグ)ともすごく激しいバトルができた。


 レースに向けての戦略オプションは限られていて、スーパーソフトタイヤで走る最初のスティントと、1周目がどんな展開になるかにかかっている。僕らのロングランのペースは一発のスピードよりも優れているので、前方のマシンと戦って、好結果を得られるといいね。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=9位

 9番グリッドという結果には、この上なく満足しているよ。なぜか今週末はマシンの調和とバランスを探り出すのに苦労していたから、2台がともにQ3に進出できたのは、良い結果だった。


 セッティングで多くのことを試し、少しの改善が見られたものの、バランスには完全に満足してはいない。
 明日はまた別の一日。タイヤが大きな役割を占めることになる。事態がどう展開するかが、興味深いね。


 グリッドの中団がこれほどの接戦だと、確実に正しく戦略的判断を下す必要がある。最終的な結果は、小さな差によって決まることになるだろうからね。


■ハースF1チーム
エステバン・グティエレス 予選=10位

 まず、チームに感謝しなければならない。彼らが安定感をもたらしてくれたおかげで、細かいところにまで取り組むことができ、それが向上につながった。皆、すばらしい仕事をしてくれたよ。彼らを誇りに思い、感謝している。
(ハースF1チームが)予選で初めてQ3に進出し、トップ10の壁を打ち破った。週末を通してマシンのセッティングに関わったすべてのスタッフの、驚くべき仕事のおかげだよ。高いレベルでのコミュニケーションと理解によって、実現できた。


 本当に最高のラップだった。すごくエンジョイできたし、楽しんでプッシュしていた。今日は与えられたチャンスを最大限に生かすことができた。明日もそうやって戦わなければならない。



(AUTOSPORTweb)




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