ホンダ密着:消化不良の予選、黄旗でポテンシャルを発揮できず
2016年6月19日
それを物語るのは、アロンソの予選での最高速である。今回はスピードトラップの位置よりも、フィニッシュラインのほうがストレートエンドにあるため、フィニッシュラインの速度が最高速となる。それを見ると、アロンソは時速339.5kmにとどまっている。これはホンダのパワーユニットが非力だからではないことは、チームメートのバトンが時速349.1kmを記録して8番手につけていることでもわかる。
もし、アロンソがDRSを使用して、コンマ数秒タイムを刻むことができていれば、どうなっていたかはわからない。
「いま、われわれがいるポジションは、タイムが非常に接近しているので、完璧なラップを刻むことが必要です。ところが、このバクー・シティ・サーキットはそのコース特性とスーパーソフトの扱いづらさから、なかなかタイヤに熱を入れづらく、多くのドライバーがウォームアップランを2周とっていた。そのような状況でイエローフラッグが出されたため、予選はいつもよりもタイムを出すのが難しい状況になりました」
つまり、今回のヨーロッパGPの予選結果は、マシンが持っているポテンシャルを正確に反映した結果ではなかった。日曜日のレースで、不運に見舞われないことを祈りたい。
(Text : Masahiro Owari)
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※マイアミGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
※マイアミGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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