ホンダ密着:またもQ3進出ならず、パワーサーキットにおける現在の実力
2016年5月1日
なぜ、バトンはエンジニアの提案を受け入れなかったのか。考えられる要因は2つある。ひとつは、第2戦バーレーンGPの予選での記憶が蘇ったからではないだろうか。あのときは、フロントウイングを立てすぎたために、Q2の最初のアタックで、ひどいオーバーステアとなり、時限式予選だったこともあり、そのままQ2敗退となった。
もうひとつ考えられるのは、コース特性を考えた末の決断だったのではないかということ。それは、ソチ・オートドロームがリヤタイヤに厳しいサーキットだからだ。予選のことだけを考えれば、アンダーステアを解消するためにはフロントウイングを1ターン立てても良かったが、それではロングランになるとリアタイヤに厳しくなる。レースのことを考えて、ハーフターンにしたのかもしれない。
いずれにしても、バトンの決断は功を奏さず、あと一歩のところでQ3進出をホンダはまたも逃した。
しかし、長谷川総責任者は「これが現状だということを受け入れなければならない」と力不足を認めた。「ここはパワーサーキットで、しかも予選で何かを大失敗したわけでもない。これがわれわれの実力。そのことが悔しい」
そして、最後にこうつぶやいた。
「なんとか、この状況を打開しなければならない」
メルセデス、フェラーリ、ルノーが、開幕後すでにトークンを使用していることが判明したロシアGP。トークンを使用した改良型パワーユニットを効果的に、しかも、できるだけ早く投入することを望みたい。
(Text : Masahiro Owari)
関連ニュース
5/17(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
5/18(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
5/19(日) | 決勝 | 22:00〜 |
※マイアミGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
※マイアミGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |