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ホンダ密着:またもQ3進出ならず、パワーサーキットにおける現在の実力

2016年5月1日

 なぜ、バトンはエンジニアの提案を受け入れなかったのか。考えられる要因は2つある。ひとつは、第2戦バーレーンGPの予選での記憶が蘇ったからではないだろうか。あのときは、フロントウイングを立てすぎたために、Q2の最初のアタックで、ひどいオーバーステアとなり、時限式予選だったこともあり、そのままQ2敗退となった。

 もうひとつ考えられるのは、コース特性を考えた末の決断だったのではないかということ。それは、ソチ・オートドロームがリヤタイヤに厳しいサーキットだからだ。予選のことだけを考えれば、アンダーステアを解消するためにはフロントウイングを1ターン立てても良かったが、それではロングランになるとリアタイヤに厳しくなる。レースのことを考えて、ハーフターンにしたのかもしれない。

 いずれにしても、バトンの決断は功を奏さず、あと一歩のところでQ3進出をホンダはまたも逃した。

 しかし、長谷川総責任者は「これが現状だということを受け入れなければならない」と力不足を認めた。「ここはパワーサーキットで、しかも予選で何かを大失敗したわけでもない。これがわれわれの実力。そのことが悔しい」

 そして、最後にこうつぶやいた。
「なんとか、この状況を打開しなければならない」

 メルセデス、フェラーリ、ルノーが、開幕後すでにトークンを使用していることが判明したロシアGP。トークンを使用した改良型パワーユニットを効果的に、しかも、できるだけ早く投入することを望みたい。

(Text : Masahiro Owari)





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