【2】トラブルの連鎖止まらず
プレシーズンテストでの周回数では全チーム中最下位。開幕後も信頼性の問題が続出、クリーンな週末を過ごすことがなかなかできないまま、シーズンを終えることに。トラブルに足を引っ張られながらも、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、今年をテストの年とみなして努力し続けました。
ホンダ「熱害の問題だったが、原因は把握している」
マクラーレン・ホンダ、トラブルで今後に支障
トラブル続きのアロンソ「信頼性向上が急務」
バトン「予選欠場にがっかり。感触よくなっていた」
アロンソ「小さな奇跡をエンジントラブルが阻んだ」
【3】アロンソ、クラッシュで開幕戦欠場
シーズンオフテストでアロンソがクラッシュ、ヘリで病院に搬送されるというショッキングな出来事が起こりました。脳震盪による重篤化のリスクを避けるために開幕戦は欠場。健康状態が心配されましたが、第2戦マレーシアで復帰すると、その後は何の影響も感じさせずシーズンを走り切りました。
アロンソがクラッシュ、ヘリで病院へ搬送
アロンソ、脳震盪で入院もけがはなし:チーム発表
密着マクラーレン・ホンダ:奇妙な事故に感電の噂
アロンソの事故原因は“予測不能な突風”と結論
アロンソ開幕戦を欠場。重篤化リスク回避のため
アロンソの「ドラマチックな記憶喪失」報道が否定
【4】“戦略的交換”による大量降格
2015年のF1ではパワーユニットのエレメントはそれぞれ4つまでしか使用できず、5つ目以降を使用するとグリッド降格ペナルティを受けるという規定。しかしトラブルが続くマクラーレン・ホンダはシーズン中盤のオーストリアで早くも25グリッド降格を科されることに。当初の規則では降格で消化しきれない場合は決勝中にタイムペナルティも受けなければなりませんでしたが、ファンにとってこういった規則は分かりづらいとしてシーズン中に変更され、最大でも最後尾までの降格にとどめられることになりました。
その後、この規則を利用する形で、1回の週末の間にいくつか新しいPUをおろしてストックを作るという、“戦略的交換”がしばしば行われることになりました。
マクラーレン・ホンダ、合計105グリッド降格が決定
ホンダ密着:戦略的な交換で、想定外トラブル発生
バトンが新PU初搭載。戦略的交換で2台が大量降格へ
マクラーレン「計3基のPU搭載。メカニックに感謝」