ホンダ密着:低気圧環境下でのパワーユニット調整も順調、大量のデータを取得し予選に臨む
2016年10月29日
長谷川総責任者によれば、「メキシコでは約2割、通常よりも高い領域の回転数でターボを使用している」という。そのため、ウェストゲートとポップオフの2つのバルブの設定を大きく変更しなければならない。その調整が難しい。
「ポップオフバルブを開けるといきなり出力が落ちるんですが、回転を抑えつつも、出力を落とさずに過給圧が上がりすぎないよう、いろいろと調整をしました」
最終的に、その調整も順調に進み、メキシコGPでは「パワーユニット的には去年に比べれば、大きく改善していることが確認できました。デプロイも問題ありません」と長谷川総責任者は言う。
しかし、高地セッティングはパワーユニットだけに求められるものではない。標高2000m以上というのは、車体側にも厳しい条件となる。まずダウンフォースが低下する。さらにクーリング能力も低下するため、ブレーキにも厳しい。それが影響していたのかは不明だが、フリー走行2回目をフェルナンド・アロンソが予定より早く切り上げたのは、「ブレーキングシステムに異変を感じたために万全を期した」ためだった。
慣れない高地でのグランプリであるメキシコGPでの初日は、各チームともデータ収集やさまざまなセットアップに追われて、初日を終えたばかり。本当の戦いが始まるのは、これからだ。
(Text : Masahiro Owari)
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予選 | 23:00〜 | |
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※マイアミGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
※マイアミGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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