F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

ホンダ密着:改良版パワーユニット投入も原因不明のトラブル発生

2016年8月27日

 ホンダはスパ-フランコルシャンに、最新のスペック3のスペアをもう1基持ってくるとともに、スペック2も念のために持ち込んでいた。ただし、それはドイツGPまで使用してきたユーズドのパワーユニットではなく、レースでまったく走らせたことがない新品のスペック2である。

 ここでマクラーレン・ホンダは2つの意見に分かれた。ひとつは「心配だからスペック2に戻そう」という意見だった。しかし、問題が発生した箇所は、今回改良した部分ではなく、スペック2もスペック3も同じ仕様である。したがって、スペック2に戻したとしても、同じ問題が出る可能性がある。もとより、アロンソと同じスペック3を搭載しているチームメートのバトンのMGU-Hには、水漏れの問題が起きていない。

 エンジニアリング的には、スペック2に戻すという案に科学的な説得力はない。そこで、ホンダはもう1基持ってきていた最新のスペック3をアロンソの車体に搭載する。

 ただし、ひとつだけ心配なことがあった。それはウインターテストのときも、今回も、いずれも水漏れは交換したばかりの新しいパワーユニットで発生していたことである。もちろん、その心配はスペック2に戻したとしても、それも新しいパワーユニットであるため、解消されるわけではなく、スペアのスペック3を搭載するという決断を揺るがすものではなかったが、トラブルの真因が特定されていない以上、不安が解消されることはない。

 フリー走行2回目はそんな中で、開始された。しかし、その心配は杞憂に終わる。新しく載せ替えたアロンソのスペック3は、トラブルを発生させることなく、30周を走ったのである。

 ただし、スペアのスペック3は6基目のパワーユニットだったため、アロンソはこのベルギーGPで35番手降格のペナルティを科せられることが決定した(最初の6基目の10番手+5番手×5コンポーネント)。

 それでも、初日のバトンは9番手、アロンソも12番手とペースは悪くない。トークンを使用したスペック3の投入は、正しい決断だったといえる。

(Text : Masahiro Owari)





レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/21(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP