ホンダ密着:初日トップ10入りも、1秒以内にライバル多数。楽観できない中団争い
2016年7月23日
もうひとつ、初日2台トップ10でも長谷川総責任者の表情が硬かった理由がある。それは、フリー走行1回目の後に、アロンソのパワーユニットに問題が出ていると思われるデータが発見されたことだった。
「オイルが燃焼室に入ったようで、少し白煙も吹いていた」(長谷川総責任者)という理由から、ホンダは念のために4基目のパワーユニットの交換を決断する。
交換はフリー走行1回目の後に行われ、ユニットごと積み替えられた。ただし、それは新しいコンポーネントではなく、これまで使用したものだったので、5基目の投入ではない。長谷川総責任者によれば、積み替えられたパワーユニットは、「オーストリアGPで使用していたもの」だという。
オーストリアGPまで使用していたパワーユニットはモナコGPから投入された3基目。このパワーユニットはモナコGP、カナダGP、ヨーロッパGP(バクー)、オーストリアGPと4戦を使用しているため、今回が5戦目の使用となる。現在のパワーユニットの耐久性は概ね5戦を想定して作られているため、信頼面で若干の心配があっても不思議ではない。
もうひとつ、長谷川総責任者が楽観できない理由がある。それは7番手のアロンソから1秒以内に11人がひしめき合っていることだ。ハンガリーGPは初日から路面温度が40℃を超える真夏の日差しの下で開幕したが、その暑さにも負けないほど中団グループの戦いは予選に向けて熱くなりそうだ。
(Text : Masahiro Owari)
関連ニュース
※中国GP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
※中国GP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |