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レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが今季初ポールを獲得。接戦でメルセデス勢を上回る【予選レポート/F1第17戦】
2020年12月12日
12月12日現地時間午後5時、第17戦アブダビGPの予選が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが今シーズン初のポールポジションを獲得した。
日没を前に陽が傾き、気温は23度、路面温度は29度というコンディション。上空には大きな雲があり、路面温度はやや低くなっている。年間規定数を超えるパワーユニット投入のセルジオ・ペレス(レーシングポイント)とケビン・マグヌッセン(ハース)には最後尾グリッドスタートのペナルティが決まっている。
Q1の開始と同時にハース勢とジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がソフトタイヤでコースイン。3分が経過したところで他のマシンも続々とコースインし、各車ともソフトタイヤでアタックに臨む。上位勢は1周アタックでタイムを記録するが、中団以下はアタックラップの後には2周のクールダウンラップを挟むマシンが大半で、コース上は渋滞が見られる。
ここでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が1分35秒699でトップに立つが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はターン20でトラックリミット違反により2番手のタイムが抹消となり、さらにソーセージ縁石に乗ってフロアにダメージを負ってしまう。
ピットアウト時にピットレーンでニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)に前を塞がれてブレーキングを強いられフラットスポットを作ったフェルスタッペンは、計測1周目のターン6出口でハンドリング中に手がコクピット内で引っかかってタイムロスし、こちらも2回目のアタックへ。ソフトタイヤのデグラデーションは大きく、ハミルトンは8番手、フェルスタッペンは0.294秒差の2番手のタイムを記録した。
残り3分で7番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)と10番手エステバン・オコン(ルノー)以下の全車がコースインして2回目のアタックランへ。メルセデスAMG勢もここに加わり、ボッタスは中古、ハミルトンは新品のソフトで走る。
ハミルトンは1分35秒528のトップタイムを記録し、ルクレールも3番手に入る。下位3チームのペースは中団グループとは1秒ほどのギャップがあり、最後のアタックでもこれをひっくり返すことはできず。アントニオ・ジョビナッツィ(アルファ)だけが15番手でQ1突破を果たし、16番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、17番手マグヌッセン、18番手にタイヤに熱を入れられなかったラッセル、19番手はトラフィックに引っかかってタイム更新できなかったピエトロ・フィッティパルディ(ハース)、アタックに入る前に最終コーナーでスピンしてしまったラティフィが20番手でQ1敗退となった。
決勝のスタートタイヤを決めるQ2では、ソフトのデグラデーションが大きいだけにメルセデスAMG勢、レッドブル勢、ルノー勢、フェラーリ勢、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)がミディアムでコースインする。
ここでトップタイムを記録したのはハミルトンで1分35秒466、ボッタスが0.061秒差の2番手。ソフトタイヤのランド・ノリス(マクラーレン)が0.383秒差の3番手に入り、ミディアムのサインツJr.が0.726秒差の4番手、最終セクターでタイヤがタレたと訴えるフェルスタッペンはは0.770秒差の5番手となり、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)はターン20と21でトラックリミット違反を犯して4番手タイムの抹消となった。リカルドも最終コーナーで僅かに白線からはみ出してタイム抹消となった。
各車が1回目のアタックを終えた時点で最後尾スタートのペレスがコースインし1周だけ走ってピットに戻る。
残り3分で各車がコースインし、フェルスタッペンとルクレールだけがミディアム、それ以外はソフトタイヤで2回目のタイムアタックを行う。Q2突破が確実なメルセデスAMG勢はQ3に向けた偵察走行だが、Q1で2セットを使ったハミルトンはここでは中古ソフトでのアタックとなる。
フェルスタッペンは3番手タイムでミディアムスタートを決めたものの、新品タイヤを使い切った。アルボンは4番手でQ3進出を決めたが、ソフトスタートとなった。マクラーレン勢、アルファタウリ勢、ルクレール、ストロールがQ3進出を決め、11番手エステバン・オコン(ルノー)、12番手ダニエル・リカルド(ルノー)、13番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、14番手は最後にトラックリミット違反を犯したジョビナッツィ、15番手はノータイムのペレスというQ2敗退組となった。
Q3の1回目のランは全車がソフトでアタックするが、新品が2セット残っていないノリスとアルファタウリ勢は中古のソフト。
ここでボッタスは1分35秒415でトップに立ち、フェルスタッペンが0.104秒差の2番手に飛び込み、ハミルトンは0.135秒差の3番手、そしてアルボンも0.156秒差の4番手につける。
渋滞を嫌っていつもよりもやや早く、残り4分でメルセデスAMG勢とアルファタウリ勢がコースイン。これに他チームも追随し、全車が新品ソフトで最後のアタックに臨む。
ここでボッタスが1分35秒271でハミルトンを0.086秒上回るが、フェルスタッペンが最後に0.025秒上回って大逆転で今季初のポールポジション獲得を決めた。
2番手ボッタス、3番手ハミルトン、4番手に0.251秒差のノリス、アルボンは0.325秒差で5番手、6番手サインツJr.、7番手ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、8番手ランス・ストロール(レーシングポイント)、9番手ルクレール、10番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)という予選結果になった。
(Mineoki Yoneya)
6/27(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
6/28(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/29(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

