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トロロッソ、再びルノーを選んだのは「レッドブルとの技術共有」が狙い

2016年6月9日

 トロロッソの技術責任者であるジェームス・キーは、同F1チームが2017年にパワーユニットをルノーに変更するにあたり、さらにレッドブルとの技術共有が可能になると確信しているようだ。


 今年は2015年仕様のフェラーリ製パワーユニットを搭載しているトロロッソが、パワーユニットをルノーに戻すことで、レッドブルとトロロッソは2シーズンぶりに同じパワーユニットを使うことになる。


 かつてレッドブルとトロロッソはギヤボックスなどの技術を共有していた。来季はパワーユニットが同じものになることで、さらなる技術の共有や、研究開発に伴うコストを削減できる可能性がある。


来季ルノーへ回帰するトロロッソ、レッドブルとの関係強化を目論む


 キーは「ふたつのF1チームを所有しているなら、それらのチームが持っている技術の間に、ある程度の重複があるのは当然のことだ」と語った。


「ルノーがロータスを買収するのか確実ではなく、交渉の行方が不透明だったため、我々はルノーから離れたんだ」


「そして我々は、ルノーとロータスの両チームの間にいくつか問題があることを知っていた。しかし、それらの問題の大部分は解消された」


「我々がルノーを選んだのは、レッドブルと共通のパワーユニットだったからだ。レッドブルとはパワーユニットに関して共有可能な技術があるからね」


「その技術は、チーム間で売買されるのではなく、共有されるものだよ」


「技術を共有することで、両方のチームで採用できる問題解決策を考え出すことができたり、技術開発の過程を省略することができる」


「我々はギヤボックスを共有していたが、そこから燃料システムや油圧システム、あるいはエキゾーストのデザインや電気系統などの技術も共有できるかもしれない」


「さまざまなものが共通化できれば、大幅なコスト削減につながることは明白だ」


「正直に言うと、その技術共有のほとんどはパフォーマンスを向上させるものではないよ」


 英AUTOSPORTによれば、レッドブルはトロロッソとの関係を深めることは可能とみている。


 しかし、2チームが異なる国を拠点としていることを考えると、生産スケジュールやロジスティクスの面では考慮する必要がある。


 キーは、新パワーユニット規則導入後の苦難のあと、ルノーが今シーズン成し遂げた改善を称賛した。


「今年ルノーは明らかに進歩した。そして、その進歩により、我々はルノーと契約することに自信を得たんだ」


「我々はフェラーリと1年間過ごし、そして、これまでよりも良いかたちで活動できるという自信を持って、ルノーと働くことができる」


「ルノーは信頼性に関する諸問題を解決しただけでなく、十分なパフォーマンス向上を果たしたんだ」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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