◆ニコ・ロズベルグ（ウイリアムズ）

Q：ここまで、君はかなりの不運に見舞われてきたようだ。これらは不運なのか、それとも避けることができた問題なのだろうか？とめどなく続いているようだが。

NR：そうだね。レースでもそれ以外でも、物事が正しい方向へと進まないことが時々あった。信頼性が十分ではないというだけなんだ。だから、僕はそれほど不運だったとは思わない。ポイントに関しては、今年はもっといい結果を残せてもいいはずだ。でも、レースとはこういうものだし、今後のレースで調子を取り戻し、いくらかポイントを獲得できれば嬉しいよ。

Q：開発速度に問題はない？

NR：もちろん、問題はないよ。ファクトリーでは懸命に作業が行われているし、最近では全く新しい空力パーツなども投入できた。僕らは間違いなく進歩しているが、ほかのチームも同じように進歩している。多少、僕らは今いるポジションから抜け出せないでいるようだ。再びトップ8に入るためにも、近い将来に投入が予定されているパーツを得るべく頑張ることが非常に重要だ。

Q：今回のレースについては？

NR：このトラックは僕らのマシンに味方してくれると思う。モナコのような場所に似ているしね。僕らのマシンはこれまでよりもコースに合っていると思うので、例えばシルバーストンと比べても、更なるポイントを獲得するためのいいチャンスを得ることができるだろう。

◆ルイス・ハミルトン（マクラーレン）

Q：体調はどうだい？少し風邪気味だって聞いたけど。

LH：うん、でも大丈夫だ。あまりいい1週間ではなかっただけだ。週の初めに少し体調を崩したんだが、今はだいぶいいよ。

Q：今日はカートで走ったそうだね。

LH：ボーダフォンのカートのイベントに参加したんだ。昔のようにゴーカートで走るのは、本当に神経を使うよ。ちょっと腕が落ちていたからね。僕のあとにニコが走っていたそうだね。
NR：僕がそのイベントに出ていなくて、君はラッキーだったよ。
LH：でも、僕も調子は良かったよ。非常に感銘を受けた。子どもたちに会うのは楽しいね。若い子どもたちの速さや熱心さには驚かされたよ。

Q：若い頃の君自身よりも、彼らのほうが熱心なのだろうか？

LH：僕以上とは言わないけれど、あんなに若い子どもがあれだけ熱心に走るという事実を思い出させてもらったんだよ。ああいう人々を見ることができるというのは良いもんだね。

Q：今後のレースに向けてのアプローチを教えてほしい。シーズンも半分を終え、君は選手権をリードしている。周囲も、またマクラーレンでさえも、比較的コンサバティブなアプローチを行うことについて話をしている。

LH：もちろん、毎戦完走して、いまのレベルを維持すべく努める必要があるということを忘れてはならない。でも、それは僕らが手を緩めるということにはならない。誰にも負けないよう、ハードにプッシュし続けるつもりだし、それが僕らのやり方だ。マシンを進化されるために、ファクトリーではチーム全体がとてつもなくハードに取り組んでいる。僕も自分の力を進化させるために、トレーニングを懸命に頑張っている。確かに、“OK、とにかくポイントを獲得しなくては”と考えながらレースに挑むが、勝利だって手にしたい。そのバランスが大事なんだ。

Q：バランスを取るのは難しいことだろうか？

LH：難しいとは思わないよ。そう感じる人もいるだろうけどね。

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