最新記事
- 「風評は瞬く間に拡散されてしまう」ミック・...
- FIA初のCEOナタリー・ロビンが1年半で退任。...
- ニューウェイ離脱に「彼の役割は変わった」と...
- アンドレッティの参戦を拒否したF1を米国下院...
- 【SNS特集】F1マイアミGP:初優勝のノリスが...
- 悲願のF1初優勝。レースマネジメントに長け「...
- 2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライ...
- 2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライ...
- ルクレールがバスール代表の采配を称賛「僕た...
- レッドブル&HRC密着:敗因はフロアのダメー...
- 【角田裕毅F1第6戦分析】“ベストなレースタイ...
- マグヌッセンへのペナルティの累積方法にマク...
F1スペインGP技術解説(3):メルセデスの空力哲学の影響を受けたレッドブルのバージボード
2018年5月21日
F1の開発はとどまるところをしらず、毎グランプリ、新しいパーツが導入されている。F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズがスペインGPの週末に見つけたレッドブルの注目アイテムを紹介、分析する。
—————————–
■レッドブル
(1)バージボード
フェラーリ、マクラーレンと並んで、(少なくとも目に見える形で)最も多くのアップデートを持ち込んだのがレッドブルだった。
RB14のサイドボードは、さらに分割化が進んだ。1枚目の大型パネルは立てに大きな切れ目が入り(オレンジ色矢印)、2枚目のプレートの上部は2枚に分かれた(黄色矢印)。
下部に目を転じると、ベース部分の切れ目は4カ所から6カ所に(赤矢印)。そこから後方へと湾曲する部分も2分割された(青矢印)。これらの細かい処理は、空気の流れをできるだけ緻密にコントロールしようというメルセデスの空力哲学の影響が見て取れる。
(2)赤牛の牙
サイドポッドの空気取り入れ口下部に、レッドブルの空力エンジニアはいくつかのミニウイングを取り付けていた。それも4枚から6枚へと増やされている。その役割はボーテックスジェネレーターと同じように、フロントタイヤの回転で起きる乱流が、フロア下部を流れる気流に干渉するのを防ぐことであろう。
(3)狙いは『アップウォッシュ』
アゼルバイジャンでRB14のリヤ部分に施されていた変更を、うっかり見逃していた。リヤウイング翼端板の垂直の切れ込み上部に、小さなデフレクターが加えられていたのである。これはマシンリヤに起きる気流を上向きにさせる効果、いわゆる『アップウォッシュ』を狙ったものと思われる。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(Translation:Kunio Shibata)
関連ニュース
※マイアミGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
※マイアミGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |