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タイトル争いに敗れたベッテル「ハミルトンともっと戦いたかったが、今年はメルセデスの方が優れていた」

2017年10月30日

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1メキシコGPで2017年F1ドライバーズタイトルの可能性を失った後、4度目の王座に就いたルイス・ハミルトンを祝福した。


 ポールポジションからスタートしたベッテルは、スタート直後にマックス・フェルスタッペンとハミルトンに立て続けに接触、フロントウイングが壊れ、交換のために後方に下がった。ハミルトンはその際にタイヤにダメージを負い、ピットに戻らなければならず、最後尾から追い上げるレースになった。この接触はレーシングアクシデントと判断され、ペナルティは科されていない。


 最終的にベッテルは4位まで追い上げたが、ハミルトンが9位に入り、2017年F1ドライバーズタイトルはハミルトンのものになった。


 ベッテルは、レース後、ハミルトンのもとを訪れて祝福、握手をかわした。


「がっかりしている。今日の僕らの仕事はそれほど重要ではない。ルイスが成し遂げたこと、彼が1年を通して素晴らしい仕事をしたということの方が重要だ。彼はこのタイトルに値する」とベッテルはレース後にSky Sportsに対して語った。
 
「彼におめでとうと言いたい。今日は彼が主役だ。(4回のタイトル獲得という点で)僕と並んだ」
 
「彼を恐れたりはしない。彼とレースをするのを楽しんでいるんだ。今年はもう少し戦いたかったけれど、全体的に見ると彼らのチームの方が優れていた」
 
 今シーズンについて悔いはあるかと聞かれたベッテルは「それはどちらでもいいことだよ」とだけ答えた。



(AUTOSPORTweb)




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