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F1ロシアGP決勝トップ10ドライバーコメント

2017年5月1日

 2017年F1第4戦ロシアGP、決勝トップ10に入ったドライバーが決勝日を振り返った。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=1位

 実感するのに少し時間がかかりそうだ。いつもはあまり感情的にならない人間なんだけど、フィンランド国歌が聞こえてきた時には感動した。


 すべてがまるで夢のようだ。初めて優勝した。これがいくつもの勝利の始まりだといいね。


 僕にとってキャリアベストのレースのひとつだ。セバスチャン(・ベッテル)からのプレッシャーはそれほど問題ではなかった。一番問題だったのは、周回遅れのグループを追い抜くことだった。時間をロスすることなく抜くのが簡単ではなかった。


 残り15周ぐらいの時にロックアップしてしまい、それがペースに響いた。でもなんとか対処できたよ。


 チームに対して無線で話しかけないでくれるよう頼んだ。集中したかったんだ。

F1初優勝を遂げたバルテリ・ボッタス(メルセデス)
F1初優勝を遂げたバルテリ・ボッタス(メルセデス)


 この勝利は、前に進むための大きな自信を与えてくれる。自分に優勝する力があることは分かっていた。自分の能力をいつだって信じてきた。でも今日、実際に勝つことで、それを確認することができたんだ。


(F1初優勝まで)かなり時間がかかった。80戦以上だ。でも待った甲斐があったよ。


 冬の間に不思議なチャンスがやってきて、このチームに加わることができた。彼らのおかげで勝つことができたんだ。皆に感謝したい。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位

 スタートの蹴り出しは悪くなかったと思うけど、もう少しだけアグレッシブにいってもよかったかな。ライトが消えるまで時間がかかり、グリッドの状況について正しく読み取ることができなかった。


 とはいえ、スタート自体はよかった。ただ一日中、強い向かい風が吹いていて、(バルテリ・)ボッタスは大きなトウを得ることができた。僕にはどうしようもなかった。


 バルテリは素晴らしいレースをしたね。他の誰よりも素晴らしい走りをした。彼は今日の勝者にふさわしい。


 終盤、全力で走り、バックストレートで彼のDRS圏内に入れると思った。プレッシャーをかけて、ミスを誘うことができるんじゃないかと考えたんだ。でも彼は一度もミスをしなかった。


(周回遅れにする時のフェリペ・)マッサとの件だけど、あれは意志の疎通がうまくいかなかっただけの話だ。彼がどういうラインをとるのか分からなかった。いずれにしても、あれによって優勝を失ったわけじゃない。

声援に応えるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
声援に応えるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)


 次のスペインが楽しみだ。バルセロナでは冬季テストを行い、あそこでのマシンの挙動についてしっかり学習済みだ。


 まだ選手権争いについて考える必要はない。今季はすごくいいスタートを切った。僕らはベストを尽くし、勝つためにここにいる。でも常に学べること、向上できる箇所はある。


 今日は速さがあったけれど、もう少しうまくやれたはずだ。でも僕らのマシンもチームも強力だし、ポジティブな要素はたっぷりある。


(ボッタスとのスタート直後のバトルについて語り)スタートはバルテリと同じぐらいの出来だったと思う。でも彼は大きなトウを得て、勢いを増したんだ。イン側を守ったけれど、ブレーキングゾーンへのアプローチで彼が前に出て、僕の前でドアを閉めた。彼はあそこで勝利を手にしたといえるだろう。あと、ファーストスティントでの走りは素晴らしかった。ついていけなかったよ。


 今日はバルテリのためのレースだった。信じられないほど素晴らしいレースを走った。ペースもすごくよかった。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=3位

 序盤3戦よりもポジティブな週末だった。より快適にマシンに乗ることができたし、プッシュすべき時に、いいラップタイムを出すこともできた。


 レースはスタートで決まったようなものだ。ひどいスタートだった。かなり順位を落とすだろうなと思ったが、なんとかポジションを取り戻し、維持することができた。


 決勝の最初から最後まで、マシンは好調だった。だがほとんど何も起こらないレースだった。ベストを尽くしたけれど、やれることはあまりなく、自分のポジションを守って走るだけだった。


 もちろん表彰台を獲得できてうれしい。でもスタートでポジションをひとつ稼ぐのではなく、逆にひとつ失うことになって残念だ。

キミ・ライコネン(フェラーリ)
キミ・ライコネン(フェラーリ)


 これからも努力し続ける。小さな細かいことが最終的に大きな違いにつながるからね。


 バルテリ(・ボッタス)が初優勝を挙げた。本当によかったと思う。彼には輝かしい未来があるよ。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=4位

(初優勝を挙げた)バルテリ(・ボッタス)に心からおめでとうと言いたい。彼は今日、最高の仕事をした。今日の勝者にふさわしい。週末を通して速かったし、チームのためにとてもいい仕事をした。一緒に働くチームメイトとして素晴らしい存在だ。初めてグランプリで勝った時の気分は最高だと思う。


 僕の話をすると、今回はすごく難しい週末だった。単純に速さが足りなかった。それから、今までこれほどひどいクーリングの問題を抱えたことはない。この問題のせいで最初から戦いに加われなくなった。


 キミ(・ライコネン)と戦える速さはあったと思うけど、マシンが常にオーバヒートの問題を抱えていた。でも、結局のところ、もっと速ければ、もっと上位に上がれたはずだ。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
ルイス・ハミルトン(メルセデス)


 今回は少なくともチームのためにたくさんポイントを稼ぐことができた。次のレースでは速さを取り戻せるといいね。


(BBCに対して語り)本当にものすごく変な週末だった。こんなオーバーヒートの問題、今まで経験したことがあったとしても、思い出せない。マシンが常にオーバーヒートしていたから、一から調べる必要がある。


■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=5位

 今日はスタートが大きな意味を持った。僕はレース中、スタートの時しかオーバーテイクしなかったからね。


 フェリペ(・マッサ)とダニエル(・リカルド)を抜いた後は、単独走行が続いた。前のグループはどんどん逃げていき、後ろのグループを置き去りにしていったから、マシンをフィニッシュまで持っていくことに集中した。


 今朝問題が発生したけれど、幸いレース中、心配になるようなことや、リズムを乱すような出来事は起こらず、完走を目指すことができた。メカニックたちはわずかな時間のなかで問題を解決し、5位で完走する力を持ったマシンを用意してくれた。素晴らしい仕事ぶりだと思う。


 今日は自分たちが持つチャンスを最大限に活用することができた。次のバルセロナではアップデートが導入されるから楽しみだ。それによってトップ争いに加われるようになるといいな。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=6位

 6位は十分に満足できる結果だ。エステバン(・オコン)も7位に入ったから、チームとしては本当にポジティブな日になった。チームが選手権4位の座をより確かなものにする一方、僕もドライバーズ選手権で7位になった。これは最初の4戦での多大な努力の成果と言える。


 今日のレースは、僕にとってはあまりエキサイティングなものではなかった。ほとんどが単独での走行になり、前方のクルマには距離があったし、後続は引き離していたからだ。


 今回もまた、僕らは巡ってきたチャンスをすべて生かすことができたから、今夜はハッピーな気分ですごせるよ。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
エステバン・オコン 決勝=7位

 7位でフィニッシュできて本当にうれしい。チーム全員が一丸となって、力強いパフォーマンスを示すことができた。この週末全体の成果にも満足している。セッションごとに着実に進歩して、後戻りすることがなかったからね。


 メカニックからエンジニアまで、チームのみんながすばらしい仕事をしたことを誇りに思うよ。僕らはこのクルマから絞り出せるパフォーマンスを完全に出し切ったと思う。


 今日のレースで唯一のマイナス点は、スタートが良くなかったことだ。でも、1周目の終わりまでには失った順位を回復できたし、最終的には文句なしのレースになった。


 チームとしては4位でバルセロナへ向かうことになるけど、スペインではいくつかのアップデートを投入することになっていて、先行きについても自信を持っていいと思う。


■ルノー・スポール・フォーミュラ1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=8位

 今日僕らが実行した戦略にとても満足している。最初のスティントを終えた時には、もうタイヤがあまり残っていなかったが、目指していたことは達成できた。


 今日のレースペースが、これまでよりずっと満足できるものだったことは間違いない。まだやるべきことは多いとはいえ、この週末を通じて、僕らが正しい方向へ踏み出したことは明らかだ。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 決勝=9位

 ガッカリだよ。タイヤに関してアンラッキーだったこと(パンク)以外は、何の問題もなかったからね。僕はクルマとタイヤに気を配り、後方とのギャップも保ちながら、いいポジションにいた。


 実際、6位は確保できたと思う。結果として多くのポイントを取り損なったのだから、チームにとって不運であり、つらいことだったけど、僕らにはどうしようもなかった。


 バルテリが初優勝を手にしたのは、僕にとってもすごくうれしいことだ。彼がメルセデスと契約した時から、僕は彼がウイリアムズにいた時と同じようにいい仕事をするだろうと思っていたし、実際にいい仕事をしている。初優勝を経験したことで、彼はさらに優れたドライバーになっていくだろう。


■スクーデリア・トロロッソ
カルロス・サインツJr. 決勝=10位

 本当にタフなレースだった。特に今回はグリッドペナルティがあって、後方からのスタートだったからね……。でも、今日はスタート、1周目、ピットストップ、戦略と、あらゆることがうまく決まった。


 その意味では満足してもいいだろう。実際、内容の良いレースができて、14番手グリッドから10位まで挽回したのだから、この週末に僕らがやれることは全部やったと思う。


 もう次のバルセロナでのレースが楽しみで仕方がないよ。あそこは、僕がいつもいいパフォーマンスを見せてきたコースだし、母国の大観衆の前でレースをするのは、いつだって本当に特別なことだからね。


 バルセロナには僕のサポーター専用席もある。大勢の人が応援に来てくれるはずだ。その応援の盛り上がりが、週末のハイライトのひとつになるのは間違いないと思うよ。



(AUTOSPORTweb)




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