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佐藤琢磨、3位表彰台獲得!

2004年6月21日

 F1アメリカGPは73周の決勝が行われ、フェラーリのミハエル・シューマッハーが優勝。BARホンダの佐藤琢磨が3位に入り、日本人として90年日本GPの鈴木亜久里以来、14年ぶりの表彰台を獲得した。
 アメリカGPのフォーメーションラップ開始は正午。インディアナポリスの天気は快晴、気温24度、路面温度45度・湿度39%というコンディション。昨日の予選と違って、無風に近い。
 フォーメイションラップ開始直前、5番手スタートのファン−パブロ・モントーヤのエンジンがかからず、モントーヤは走ってガレージに行き、スペアカーに乗り換えるアクシデントからレースは始まる。もちろんピットスタートで、モントーヤの前後の佐藤琢磨とキミ・ライコネンは有利な展開に。
 スタートは2番手スタートのミハエル・シューマッハーがよく、3番手スタートの佐藤琢磨を牽制する。そんな中、9番手スタートのフェルナンド・アロンソが大外から飛んで来て琢磨をパス! 1コーナーはルーベンス・バリチェロ、ミハエル・シューマッハー、アロンソ、佐藤琢磨、ライコネン、ジェンソン・バトンの順。しかし中団争いでで接触事故が発生し、1コーナーにクリスチャン・クリエン、フェリペ・マッサ、ジョルジョ・パンターノ、ジャンマリア・ブルーニの4台がストップ、リタイアする。その事故を処理するべく、セーフティカーが出動。事故に巻き込まれたトヨタのクリスチアーノ・ダ・マッタがピットイン。ピットオフの後、再度ピットイン。しかしなにもせずスルーして行く。
 セーフティカーが退去したのは5周目。ミハエル・シューマッハーがバリチェロのスリップストリームから抜け出し、一気にトップに浮上! 6周目の順位はミハエル・シューマッハー、バリチェロ、アロンソ、佐藤琢磨、ライコネン、バトン、ラルフ・シューマッハー、オリビエ・パニス、デイビッド・クルサード、マーク・ウエーバーがトップ10。


 序盤から荒れ模様のレースは、さらに混乱の様相。9周目にかかるストレートでは、3番手のアロンソの右後輪がリムからはずれかかりスピン! アロンソはウォールにヒットしてリタイア。さらに、10周目の最終コーナーでラルフ・シューマッハーがスピンしながら最終コーナーの壁に真後ろから激しくクラッシュ! 2回目のセーフティカーが出動し、BARホンダ勢を除く上位陣ほぼ全車がピットインを行う。
 ラルフ・シューマッハーはコクピットから出られず、セーフティカー先導が12周目から続く。セーフティカー先導が14周目にかかる頃、ラルフがコクピットから出される。クラッシュから9分後。さらに、セーフティカーが16周目に入った12時31分、ラルフを収容した救急車が動く。救急車はコース上を走り病院へ。ラルフは背中の痛みを訴えたが、幸い身体に別状は見られなかった。すでにコース上を走るマシンは14台に減っている。
 19周目にセーフティーカーは退去し、ミハエル・シューマッハー、佐藤琢磨、バトンのトップ3台が1分11秒台で後続を突き放す。6番手バリチェロは前のライコネンに押さえられる。
 セーフティーカーランでピットに入らなかったBARホンダ勢は、まずは24周を終えて3番手バトンがピットイン。次の周に佐藤琢磨がピットインし、バトンの前に入る。しかしバトンは28周目に、ピットイン。そのままガレージに入り今季初リタイアとなってしまった。
 ピットアウト後、中団グループに入った佐藤琢磨は1分11秒前半の速いペースで、一気にデイビッド・クルサード、ジャンカルロ・フィジケラ、ニック・ハイドフェルドらをパス。トヨタのパニスにはてこずるも、37周目に差を1.5秒につめ、40周目のバックストレッチのブレーキングでパス。4位まで順位を挽回してきた。
 41周を終え、首位ミハエル・シューマッハーが2回目のピットイン。さらに45周目に4位佐藤琢磨が、46周目には最後尾から2番手まで順位を上げたトゥルーリがピットイン。50周目にはバリチェロがピットに向かう。2回目のピットインが終わったところで、トップはミハエル・シューマッハー、2番手バリチェロ、3番手モントーヤ、4番手トゥルーリ、5番手佐藤琢磨、6番手パニス、7番手ウエーバー、8番手ライコネンという順位に。




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