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ピレリ 2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGP レースレポート
2021年4月19日
プレスリリース
2021 ピレリ・メイド・イン・イタリー・アンド・エミリア・ロマーニャグランプリ 決勝
フェルスタッペン、インターミディエイト〜ミディアムと繋ぐ戦略で優勝
2021年4月18日、イモラ
キーポイント
・ピレリがタイトルスポンサーを務めるスリリングなイモラでのレースは、接触事故に伴うデブリ除去のために、34周目に赤旗中断となりました。赤旗中断中にはマシンの調整やタイヤ交換が許可されていることから、レースは残り29周のスプリントレースの様相を呈しました。
・スタート前の降雨によって、大半のドライバーがCinturatoグリーン・インターミディエイトを、4名のドライバーがCinturatoブルー・フルウエットタイヤを装着してスタートしました。赤旗中断は、路面がドライになりつつある状況で発生しました。赤旗の前には2回のセーフティカー導入が行われていました。2回目のセーフティカー導入周回中、全ドライバーがスリックタイヤへの交換を終えました。インターミディエイトからスリックタイヤへのクロスオーバーポイント到達後、ハースの両ドライバーがP Zeroレッド・ソフトへ、他のドライバーはP Zeroイエロー・ミディアムへ交換しました。
・フェルスタッペンは、オープニングラップの最初のコーナーで、ポールポジションからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンを抜いてトップに立ちました。赤旗中断後、ミディアムタイヤで再スタートしたフェルスタッペンは、その後もフィニッシュまでトップの座を維持しました。
・ハミルトンは、赤旗直前のコースアウトによって後退しながらも、ファステストラップポイント獲得を含む見事な追い上げを見せ、2位を獲得しました。マクラーレンのランド・ノリスは、最終スティントをP Zeroレッド・ソフトタイヤで走行し、3位でフィニッシュしました。
・雨、セーフティカー、赤旗の影響により、急速に変化する状況への対応が戦略の課題となりました。そのようななか、Cinturatoグリーン・インターミディエイトでスタートし、赤旗中断直前にP Zeroイエロー・ミディアムへ交換する戦略が主流となりました。
各コンパウンドのパフォーマンス
・ハードC2:このタイヤの適性を発揮することが難しい気温13℃、路面温度18℃のコンディション下、レースでの使用機会はありませんでした。
・ミディアムC3:レースでのメインタイヤとなり、大半のドライバーがインターミディエイトからミディアムへ交換してフィニッシュしました。優勝したフェルスタッペン、ファステストラップを記録したハミルトンは、ともにミディアムタイヤで30周以上走行しました。
・ソフトC4:再スタート時、トップ10中の4名がソフトタイヤを使用しました。なかでもマクラーレンの両ドライバーは、ソフトの摩耗を見事にマネージし、ノリスは29周を走行して表彰台を獲得しました。
・インターミディエイト:スタート時に大半のドライバーが装着したインターミディエイトは、クロスオーバーポイントに達するまで、乾いていく路面コンディションに良好に対応していました。数多くのドライバーが、インターミディエイトで28周を走行しました。
・フルウエット:アルファタウリのピエール・ガスリーを含む4名のドライバーが、フルウエットでスタートしました。ガスリーは、他のドライバーよりも長い14周をフルウエットで走行し、インターミディエイトへ交換しました。
ピレリF1およびカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント
「イモラの難しさを浮き彫りにするような事故に伴う赤旗中断によって、レースがふたつのパートに分断されたことが、不安定で冷涼な天候下のレースをさらに複雑にしました。レース週末中、インターミディエイトとフルウエットによる走行機会がなかったことから、各チームは、走行中にクロスオーバーポイントを見極める必要がありました。そのようななか、ドライラインが見え始めたとき、フェルスタッペンとレッドブルは、ルイス・ハミルトンより先に完璧なタイミングでピットストップを行いました」
「赤旗中断後の再スタート後、大半のドライバーが使用したミディアムタイヤは、ドライコンディション下のレースでの重要な場面で、性能と耐久性の見事なバランスを示していました。また、表彰台を獲得したノリスを含むドライバーが使用したソフトも、最終スティントで力強い性能を見せました。記憶に残るレースでタイトルスポンサーを務められたことを光栄に思います」
■2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGP レースインフォグラフィックス
■コンパウンド毎のラップタイム上位
・ミディアム
ルイス・ハミルトン:1分16秒702
マックス・フェルスタッペン:1分17秒524
シャルル・ルクレール:1分18秒379
・ソフト
セルジオ・ペレス:1分18秒334
ランド・ノリス:1分18秒557
角田裕毅:1分18秒698
・インターミディエイト
セルジオ・ペレス:1分26秒456
ルイス・ハミルトン:1分26秒578
マックス・フェルスタッペン:1分26秒597
・フルウエット
ピエール・ガスリー:1分37秒121
ニキータ・マゼピン:1分40秒809
ミック・シューマッハー:2分20秒080
■最長スティント
・ミディアムC3:ピエール・ガスリー、キミ・ライコネン 36Laps
・ソフトC4:ランド・ノリス. 29Laps
・インターミディエイト:フェルナンド・アロンソ、ランド・ノリス、セルジオ・ペレス、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス 28Laps
・フルウエット:ピエール・ガスリー 14Laps
(ピレリジャパン プレスリリース)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 362 |
2位 | ランド・ノリス | 315 |
3位 | シャルル・ルクレール | 291 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 251 |
5位 | カルロス・サインツ | 240 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 189 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 177 |
8位 | セルジオ・ペレス | 150 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 566 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 537 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 512 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 366 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
7位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 36 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 14 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |