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ハミルトンが僅差で99回目のPP。レッドブル・ホンダのペレスが2番手、角田は最後尾に【予選レポート/F1第2戦】
2021年4月17日
4月17日現地時間午後2時、2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGPの予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。
気温は12度、路面温度は27度。Q1は各車がコンディション向上を待つなかでハース勢がソフトタイヤを履いてコースイン。これに続いて中団勢もソフトタイヤでアタックへと向かう。
3分経過時点でコースインした角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、アタック1周目のバリアンテアルタ入口でブレーキングを遅らせ過ぎ、ターン14のターンインでリヤが流れ、ターン15に向けてステアリングを切り返したところでスピン状態になり、そのまま後ろ向きにアウト側タイヤバリアにクラッシュ。ギヤボックスと右リヤを激しく壊し、セッションは赤旗中断。角田はノータイムで予選を終えることとなった。
セッションは午後2時15分に再開。ほとんどのマシンが赤旗前に履いていた中古のソフトでコースインし、ここでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が1分14秒926でトップに立つ。2番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が0.083秒差でつけ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は0.183秒差の3番手。4番手ハミルトン、5番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)。好タイムを記録したセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)はターン9、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)はターン15のトラックリミット違反でタイム削除となってしまったが、連続アタックでタイムを更新し事なきを得た。
1回目のアタックで首位ボッタス、2番手ハミルトン、3番手ノリス、4番手フェルスタッペン、5番手ペレス、6番手ルクレール、7番手ガスリー、8番手カルロス・サインツ(フェラーリ)、9番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、10番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)という上位勢となった。
残り3分で8番手サインツ以下が新品ソフトで2回目のアタックに出ていき、メルセデスAMG勢も中古のソフトでコースイン。ここで各車がタイムを伸ばすなかで、ウイリアムズ勢が12番手・14番手でQ1突破を果たし、ターン6でリヤがスナップしてコースオフしたニキータ・マゼピンが19番手、ミック・シューマッハが18番手、アタック開始時にマゼピンと交錯してしまったアントニオ・ジョビナッツィが17番手、キミ・ライコネンが16番手と、アルファロメオとハースの2台、角田裕毅がQ1敗退となった。
Q2は午後2時35分に開始。決勝のスタートタイヤを考慮してメルセデスAMG勢とフェルスタッペン、そしてウイリアムズ勢がミディアムタイヤを履いてコースインする。
ここで首位ハミルトン、2番手フェルスタッペン、3番手ボッタスとなり、ソフトタイヤで4番手タイムを記録したガスリーはターン9のトラックリミット違反でタイム削除となり、クールダウンラップを挟んで2周目のアタックで6番手タイムを記録する。さらに好調のノリスがソフトタイヤを履いてセクター1&2最速でトップタイムを記録し、フェラーリ勢も好タイムで結果的にガスリーは9番手に。ラッセルはミディアムで10番手タイムを記録し、アルピーヌ勢とニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がQ2突破を争う。
残り5分でトラフィックを嫌う7番手ランス・ストロール(アストンマーティン)と5番手ボッタスが2回目のアタックへ。ボッタスは2回目もミディアムを履いてQ2突破を狙う。フェルスタッペンとハミルトンは残り3分で新品ソフトでコースインし、Q3に向けたアタック練習を行う。各車ともソフトで2回目のアタックへと向かい、ウイリアムズ勢もソフトタイヤでのアタック。
各車が続々とタイムアップを果たしトップ11台が0.5秒、9番手から15番手まで0.5秒にひしめく大接戦のなかで、11番手サインツ、12番手ラッセル、13番手ベッテル、14番手ラティフィ、15番手アロンソという5台がQ2敗退となった。ウイリアムズはQ3進出まであと僅か0.123秒まで迫った。
Q3進出勢のうちメルセデスAMGの2台とフェルスタッペンだけが明日の決勝をミディアムでスタートすることとなった。
Q3は午後2時58分に開始。メルセデスAMG勢、レッドブル勢、ルクレール、ノリスは新品のソフト、それ以外のマシンは中古のソフトで1回目のアタックへと向かう。
ここでハミルトンが1分14秒411でトップタイム、ターン2〜3でタイムロスを喫したフェルスタッペンが0.091秒差で2番手、ペレスが0.254秒差で3番手、4番手ノリス、5番手ルクレール、ボッタスはターン2でリヤが流れて0.579秒差の6番手となった。
残り4分を切ったところでメルセデスAMG勢が最後のアタックへ。これに続いて各車がコースインし、フェルスタッペンは前の集団とのマージンを持って最後尾でコースへと向かう。
ここでハミルトンは自己ベストを更新することができず、ノリスが0.043秒差のタイムを刻んだもののターン9のトラックリミット違反で削除。ペレスが0.035秒差の2番手に飛び込み、ターン3でミスを犯しアタックをまとめきれなかったフェルスタッペンは0.087秒差の3番手となった。
4番手に0.329秒差のルクレール、5番手は0.379秒差のガスリー、6番手リカルド、ノリスは7番手、ボッタスは0.487秒差出8番手に沈み、9番手オコン、10番手はアタック2回ともにトラックリミット違反を犯したストロールという結果になった
(Mineoki Yoneya)
1位 | マックス・フェルスタッペン | 362 |
2位 | ランド・ノリス | 315 |
3位 | シャルル・ルクレール | 291 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 251 |
5位 | カルロス・サインツ | 240 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 189 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 177 |
8位 | セルジオ・ペレス | 150 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 566 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 537 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 512 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 366 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
7位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 36 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 14 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |