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ホンダF1甘口コラム 第11戦アイフェルGP:精神的につらい一戦で現場スタッフは仕事を全う

2020年10月19日

 ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブルの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レッドブル・ホンダの走りを批評します。今回はF1第11戦アイフェルGPの週末を甘口の視点でジャッジ。

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 ホンダにとって、今回のアイフェルGPは2021年限りで参戦終了を発表した直後に行われたグランプリとなり、現場でレースを戦うスタッフたちにとって、3年前とは別の意味で精神的につらい一戦となったに違いない。

 2017年にマクラーレンから事実上の決別を宣言されたホンダは、F1での居場所を失いかけていた。そのホンダに手を差し伸べたのがアルファタウリの前身であるトロロッソであり、2019年からパートナーとなったレッドブルだった。

 そのレッドブル・ファミリーと過ごす3年目の2020年、ホンダは自らF1を去る決断を下した。

 サーキット入り田辺豊治F1テクニカルディレクターは、チームとのミーティングを始める前、両チームのスタッフとドライバーに対して、「われわれホンダはこれからもプッシュし続ける。現場は何も変わらないので、最後まで一緒にやっていこう」と語った。すると両チームのスタッフからも「そうだね、(現場は)何も変わらない。一緒にプッシュしていこう」と言われたという。

 参戦終了という決定は残念な結末だったが、それを発表したことで、ホンダはこの3年の間に現場で両チームのスタッフとドライバーとの絆を深めていたことがわかった。

 ホンダと組んだ2019年に初めてポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ホンダの決定に関して、こうコメントした。

「もちろん、ホンダがF1を去るのは残念だ。僕たちは本当に良い関係を築いてきたし、F1活動に携わっている人たちの献身的な仕事ぶりを見てきたからね。でも、レースに挑む気持ちは、何も変わらない。今シーズンの残りと来シーズン、僕たちはまだすべてのレースで表彰台を目指す。そのうえで、少しでも上のポジションを狙っていく」

 こうして臨んだアイフェルGPで、フェルスタッペンは2位表彰台を獲得した。

 スーパーフォーミュラ時代も含め、トロロッソ、レッドブル、アルファタウリと、レッドブル・ファミリーのドライバーの中で最も長くホンダと仕事してきたピエール・ガスリーにとっても、今回のホンダの発表には思うところがあった。

「まず最初に過去4年間にわたって経験を共有してきたホンダがF1を離れることを悲しく思っている。ホンダは僕のキャリアにおいて重要な役割を果たしてきたし、彼らと仕事するのはプロのドライバーとしてやりがいがあった。彼らの仕事に対する取り組みは真摯で、目標を達成するまで本当に一生懸命仕事するからね。そんな彼らがF1を去る前に、タイトルを獲得できるよう、僕たちも貢献したい」

 12番手からのスタートとなったガスリーだが、粘り強い走りを披露。大切な一戦で今シーズン優勝したイタリアGPに次ぐ6位入賞を果たした。

 一緒に仕事する仲間たちだけではない。ライバルであるメルセデスのトト・ウォルフ代表も、ホンダの決定を重く受け止めている。

「ホンダが2021年限りで去るのを寂しむ思う。彼らはパドックの良い一員だったからね」

 精神的につらい一戦となったアイフェルGPを終えた直後、田辺TDはレースをこう振り返った。

「ホンダの不具合でチーム、ドライバーの足を引っ張るようなことはなく、雨によって結果的に2日間に短縮されたイベントでしっかり戦い抜くことができて、いまはホッとしている。ああいう発表の後だけに、ボロボロの結果に終わらず、いままで同じような戦いができて良かった」

 参戦終了となる2021年の最終戦へ向けた最初の一戦で、ホンダはしっかりと自分たちの仕事をまっとうしていた。

(Masahiro Owari)


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