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レッドブル・ホンダのリヤウイング翼端板にひび割れ発見。メカニックが奔走【F1記憶に残る逆転劇(2)】

2020年7月24日

 2019年もスタート前にアクシデントが発生し、スタートが危ぶまれる事態に陥ったケースがあった。2019年のカナダGPとイギリスGPだ。彼らはどのようにして、危機から脱出したのか。


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▼2019年 第7戦カナダGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
 予選後、ハミルトンのマシンにオイルリークが発生していることがデータで確認されたが、予選3時間半後にマシンはパルクフェルメ管理下に置かれるため、チームはトラブルの修復を、パルクフェルメ管理が解かれる日曜日の朝8時30分以降に行うことにした。もしも、土曜日の夕方6時30分以降に作業すると、パルクフェルメ・ルールを破ることになり、ピットレーンスタートとなるからだ。


 日曜日の朝8時30分から修復作業を開始したメルセデスは、トラブルがスロットルアクチュエータに起因していることを突き止め、FIAにスロットルアクチュエータとそれに関連する油圧システムの一部を交換することを申請する。


 しかし、レコノサンスラップを開始するためにピットレーンがオープンなる午後1時半までにその作業を完了させることができなかったメルセデスは、とりあえずハミルトンのマシンをピットレーンが閉鎖される前に出して、グリッド上で作業を継続することを決断する(午後1時36分)。

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ガレージを出るルイス・ハミルトン(メルセデス)


 午後1時44分にハミルトンのマシンがグリッドに着くと、メカニックがタイヤとノーズを外して、修復作業を再開。フロントバルクヘッド上部のカバーを外し、スロットルアクチュエータに管を接続。コクピットにメカニックが座って、スロットルアクチュエータ・システムが正常に機能しているかを確認する(IMG_1270.JPG)。確認を終えて、スロットルアクチュエータの蓋を閉じ、ノーズを装着させ、メルセデスのメカニックが作業を完了したのは午後1時51分だった。

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ハミルトンのマシンがグリッドに到着し、メカニックがタイヤとノーズを外して修復作業を再開

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フロントバルクヘッド上部のカバーを外し、スロットルアクチュエータに管を接続

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メカニックがシートに座り、スロットルアクチュエータ・システムが正常に機能しているかを確認

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メルセデスのメカニックが修復作業を完了


 緊迫の7分間を戦い抜いたメカニックたちをトト・ウォルフは次のように称えた。
「われわれはレースをスタートさせることができるかどうかわからなかった。グリッド上で作業を見ているだけの者はいなかった。そして、彼らはやり遂げた」


▼2019年 第10戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン&ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
 問題が発覚したのは、スターティンググリッド上のことだった。ホーナーによれば、「メカニックのひとりがマックスのリヤウイングの翼端板にクラックが入っているのを発見したんだ」という。

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フェルスタッペンのリヤウイング翼端板にクラックが入っているのを発見


 すぐさまメカニックはチーフデザイナーのポール・モナハンに事情を報告。モナハンはもう1台のマシンであるピエール・ガスリーのリヤウイングの確認を命じると、ガスリー車にも同じ問題が発生していたことが発覚した。

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ガスリー車のリヤウイングにもクラックが発見された



(Masahiro Owari)


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8位ピエール・ガスリー15
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