フェラーリF1のビノット代表に早くも更迭の噂。すでに後継者の名前も
2020年7月15日
フェラーリのF1第2戦シュタイアーマルクGPは、スタート直後の同士打ちで2台リタイアという最悪の結果に終わった。すると地元イタリアのF1メディアからはさっそく、マッティア・ビノット代表のシーズン中の更迭が報じられた。記事には後任の名前まで具体的に挙げられており、単なる推測では片づけられない真実味も感じられる。
フェラーリが不調に陥ると、イタリアのメディアは容赦のない攻撃を浴びせる。それ自体は、全然目新しい話ではない。今回標的となったのは、チーム代表とテクニカル・ディレクターを兼任するマッティア・ビノットだった。同国を代表する夕刊紙コリエーレ・デラ・セーラのダニエーレ・スパリシデ記者は、以下のようにビノットを断罪した。
「この12カ月というもの、ビノットは技術開発よりも政治闘争にうつつを抜かしていた。その成果はと言えば、将来のフェラーリに絶対的に不利となる年間予算制限と、技術レギュレーションの大幅な改悪だった。さらにビノットは去年のパワーユニット(PU/エンジン)に関して、FIAとの間で密約があったことまでバラされてしまった」
「そして肝心のSF1000は、難破船となってしまった。レッドブルリンクで行われた2連戦での惨状は、原因がはっきりしている。はるかに強力なパワーを有した昨年仕様のパワーユニットを基に、車体と空力の開発を行ったからである。ビノットはチーム代表の仕事にかまけて、開発上の致命的なミスを犯したのだ」
そしてスパリシデ記者は、こう断言する。「もし9月のイタリアGPまでに顕著なパフォーマンスの向上が見られなければ、フェラーリのジョン・エルカン会長、ルイ・カミエーリCEOによって更迭されるだろう」と。
これに関してはガゼッタ・デロ・スポルトが、具体的な後継者の名前を挙げている。フェラーリGT部門を統括するアントネロ・コレッタである。現在53歳のコレッタはマラネロにも長く在籍し、誰よりも巧みにこの組織を動かせる人材だと、ガゼッタは評価している。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ Kunio Shibata)
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| 1位 | ランド・ノリス | 357 |
| 2位 | オスカー・ピアストリ | 356 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 321 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 258 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 210 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 146 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 97 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
| 10位 | アイザック・ハジャー | 39 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 713 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 356 |
| 3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 355 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 346 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 62 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 60 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |


