F速

  • 会員登録
  • ログイン

ホンダF1甘口コラム総括(2):ホンダにとって13年ぶりの初優勝の他、記録更新が相次いだ2019年

2019年12月24日

 ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブル、トロロッソの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レースごとに、週末のレッドブル、トロロッソのコース内外の活躍を批評します。今回は2019年シーズン総括(2)を甘口の視点で。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 2019年はホンダにとって、さまざまな記録を更新するメモリアルイヤーとなった。

 まず開幕戦オーストラリアGPでのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の3位は、ホンダにとって、2008年イギリスGP(ルーベンス・バリチェロ)以来、11年ぶりの表彰台となった。

 第6戦モナコGPではフェルスタッペンが予選で3番手を獲得。ホンダの予選でトップ3に入ったのは、2006年中国GP(ルーベンス・バリチェロ)以来のことだった。また、このモナコGPの予選ではフェルスタッペン以外の3人のホンダPU搭載ドライバーもトップ10に入った。予選でホンダ勢が4台ともトップ10に入ったのは、1988年日本GPのアイルトン・セナ(PP)、アラン・プロスト(2位)、ネルソン・ピケ(5位)、中嶋悟(6位)以来となった。

 さらに翌日の決勝レースではホンダ勢4台がそろって入賞を果たした。これは1987年のイギリスGPのナルジェル・マンセル(優勝/ウイリアムズ)、ネルソン・ピケ(2位/ウイリアムズ)、アイルトン・セナ(3位/ロータス)、中嶋悟(4位/ロータス)の、あのホンダワン・ツー・スリー・フォー以来のこと。

 さらにこの時のモナコGPではフェルスタッペンが4位で、当時チームメイトだったピエール・ガスリーが5位に続き、さらにダニール・クビアトとアレクサンダー・アルボンのトロロッソ勢も7位と8位に入り、トップ8に4台をホンダ勢が占めた。これは1991年のイギリスGPでのゲルハルト・ベルガー(2位/マクラーレン)、アイルトン・セナ(4位/マクラーレン)、ステファノ・モデナ(7位/ティレル)、中嶋悟(8位/ティレル)以来だった。

 ただし、当時のF1は入賞が6位までだったため、4台そろっての入賞は1987年のイギリスGP以来、32シーズンぶりとなっただけでなく、ホンダのF1活動にとって、史上2度目の快挙でもあった。

 第9戦オーストリアGPでの復帰後初優勝は、2006年ハンガリーGP(ジェンソン・バトン)以来、13年ぶりの歓喜の瞬間となった。

「ホンダのすべての従業員、そしてこのプロジェクトにこれまで関わってくれたサポートメーカーの方たちに感謝するとともに、この勝利は彼らにとっても大きな喜びとなったと思います」(田辺豊治F1テクニカルディレクター)というホンダは、2戦後の第11戦ドイツGPでフェルスタッペンが再び優勝を遂げる。さらにトロロッソのクビアトも3位に入った。ホンダのダブル表彰台は、1992年ポルトガルGP(ベルガー2位、セナ3位/ともにマクラーレン)以来、27年ぶりで、ワン・スリー・フィニッシュは1992年ハンガリーGP(セナ優勝、ベルガー3位)以来、27年ぶりの記録だった。

「優勝という正解を見つけたことで、考え方や姿勢がポジティブになり、より一層前向きに開発していくことができたと思います。さらに優勝したことで感じた喜びによって、もっと勝ちたいというアドレナリンが出て、精神的にもポジティブなスパイラルに入りました」(田辺TD)というホンダの活躍は続いた。



レース

9/19(金) フリー走行1回目 17:30〜18:30
フリー走行2回目 21:00〜22:00
9/20(土) フリー走行3回目 17:30〜18:30
予選 21:00〜
9/21(日) 決勝 20:00〜


ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号