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レッドブル・ホンダ密着:ドライバーズ選手権3位を巡る最後の戦い/F1アブダビGP金曜

2019年11月30日

 2019年の最終戦アブダビGPが開幕した。すでに今シーズンのタイトルはドライバーズ選手権がルイス・ハミルトン、コンストラクターズ選手権はメルセデスが獲得し、決着がついている。しかし、選手権はまだ終わっていない。ドライバーズ選手権は3位以下が、コンストラクターズ選手権は5位以下が確定していないからだ。そして、その2つの戦いに、ホンダがパワーユニット(PU/エンジン)を供給している2チームが、ともに加わっている。


 前戦ブラジルGPを制したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは25点を獲得し、無得点に終わったシャルル・ルクレール(フェラーリ)を逆転して選手権3位でアブダビに乗り込んだ。フェルスタッペンのポイントは260点で、ルクレールのポイントは249点。最終戦の結果次第で順位が入れ替わる可能性がある。ふたりの差は11点なので、フェルスタッペンは表彰台以上の成績を残せば、ルクレールの成績に関係なく、3位が確定する。


 もちろん、レースの世界ではチャンピオン以外は皆、敗者なので、3位を獲得して、フェルスタッペンが満足することはない。だが、この3位はホンダにとって大きな意味を持つ。それはフェルスタッペンのF1での選手権最高位は昨年の4位なので、もし3位となれば、自己ベストとなるからだ。


 ルノーからホンダにパワーユニットを変える決定を下したレッドブルの判断には、多くの疑問の声があがったものだが、それが決して無謀な賭けではなかったことを証明する結果となるからだ。


 ホンダがこの一年で大きく前進したことは、レッドブル・ホンダの成績だけでなく、トロロッソ・ホンダの成績にもよく表れている。昨年のトロロッソはコンストラクターズポイント33点で選手権9位に終わったが、今年は最終戦を残してすでに83点を獲得している。選手権でも5位のルノーと8点差。簡単ではないが、不可能ではない。


 アブダビGP初日のフリー走行では、ホンダPUを搭載する4台のマシンがトップ10に入った。上位2台のメルセデスがやや抜け出しているようだが、3番手と4番手のフェラーリ勢とはほとんど差がない。フェルスタッペンも「全体的にはかなり満足しているけど、バランスについては完全にハッピーではないので、まだ改善できる余地がある」と、確かな手応えを語った。


 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターも「金曜日の状況を見ることで、このあとどれくらい使えるかが見えてくる。(これからデータを分析して)予選とレースで持っている性能を最大限使えるように準備したい」とレッドブルとトロロッソへのバックアップを誓った。


 悔いを残すことなく、シーズンを締めくくる今シーズン最後の戦いが始まった。



(Masahiro Owari)




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8位ルイス・ハミルトン42
9位フェルナンド・アロンソ33
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※モナコGP終了時点
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2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム184
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5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム44
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