F速

  • 会員登録
  • ログイン

ロス・ブラウン、フェラーリF1の苛立ちに理解示す。「目標値は日々高くなっている」

2019年5月21日

 今季はパフォーマンスの低迷が続くフェラーリF1だが、F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットはチームを率いるにふさわしい人物であると述べている。


 フェラーリは今年の始めには、間違いなくシーズン序盤での優勝候補になると目されていた。しかしチームは期待に応えることができず、優勢に立つライバルのメルセデスに一貫して挑戦できない状態となっている。


 スペインGPでのフェラーリは車体やエンジンのアップデートに望みをかけて挑んだものの、結局はメルセデスに打ち負かされている。残念ながらフェラーリの努力は無駄に終わり、スペインGPではメルセデスが今季5度目の1-2フィニッシュを飾る結果となった。


 イタリアのメディアは、メルセデスを上回れないことや戦略決定、そしてチームオーダーなどあらゆる点でフェラーリを批判している。


 チームの基盤には必要なだけの強さがあるものの、ライバルが強大なのだと、かつてミハエル・シューマッハーとともにフェラーリ黄金時代を率いたブラウンは話す。


「ドライバーやチーム代表のマッティア・ビノットのコメントを聞くに、バルセロナで導入されたアップデートは期待通りの結果をもたらしている。しかし、宿敵が成し得たほどの効果は出ていないようだ」


「これほど競争の激しい競技では、単なる進化では不足となる。ライバルを出し抜けるだけのペースで進化しなければならないが、そのライバルはすでに一歩先をいっていて、さらにアップデートを持ち込んでプッシュしてくる」


「進み続けるターゲットを捕らえようとしているんだ。目標値は日々高くなり、追いつくためにはこれ以上ないほどの努力が必要となる。フェラーリが感じる苛立ちは、確かに理解できる」


「彼らは懸命に取り組み、もっと後になって持ち込むはずだった開発を前倒しにしている。それでもサーキットに来てみると、差は縮まるどころか開いている」


 ビノットは自身が何をしているか理解しているため、周囲が騒ぎ立てることはないとブラウンは考えている。


「私がビノットに助言をするようなことは、まずない」とブラウン。


「彼は自分が何をしているのかを分かっている。これまでのF1での長いキャリアの中で、こうしたシチュエーションはすでに経験してきているのだから」


「フェラーリでは新たなサイクルが始まっている。こうした難しいシチュエーションから学び、改善することもその一環だ。敗北という厳しい現実は、ぬるま湯のようなそこそこの成績よりも、素早い反応を生み出すことがある」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(Translation:Akane Kofuji)


レース

10/18(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
10/19(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/20(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アメリカGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ346
2位ランド・ノリス332
3位マックス・フェルスタッペン306
4位ジョージ・ラッセル252
5位シャルル・ルクレール192
6位ルイス・ハミルトン142
7位アンドレア・キミ・アントネッリ89
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※アメリカGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム678
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム341
3位スクーデリア・フェラーリHP334
4位オラクル・レッドブル・レーシング331
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー59
9位マネーグラム・ハースF1チーム48
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号